[伊吹雅也の競馬予想ブログ]伊吹雅也の2億円馬券研究所「最有力候補はリアルスティール」

[伊吹雅也の競馬予想ブログ]伊吹雅也の2億円馬券研究所「最有力候補はリアルスティール」

2016/11/24

[伊吹雅也の競馬予想ブログ]伊吹雅也の2億円馬券研究所「最有力候補はリアルスティール」

今週末のJRAは2場開催。ただし、ジャパンCデーの11月27日は変則的なスケジュールとなっており、WIN5は14時40分発走予定の渡月橋S(京都1R)からスタートします。

WIN4のジャパンCは国際招待競走ですが、外国調教馬は06年3着のウィジャボードを最後に3着以内なし。今年も日本調教馬の比較に専念してよさそうです。また、09年以降の3着以内馬21頭は、いずれも前年以降に東京か京都のGⅠで好走経験があった馬。GⅡやGⅢはもちろん、中山や阪神のGⅠにしか実績がない馬も思い切って評価を下げるべきでしょう。

同じく09年以降、かつ日本調教馬、かつ前走がJRAのレースだった馬に限定した傾向を見ると、前走がGⅠ以外のレースだった馬は〈0 0 0 24〉。天皇賞・秋などをスキップしてきた馬は信頼できません。

そして、前走の上がり3ハロンタイム順位が6位以下だった馬は〈0 1 2 35〉と優勝例なし。さらに、前走がGⅠ、かつ前走の着順が2着以内だった馬を除くと、前走の4角を6番手以内で通過した馬も〈0 0 0 24〉と苦戦していました。

登録馬のうち、これらの条件をキレイにクリアしているのはリアルスティール、ルージュバック、レインボーラインの3頭。前走の内容を考えると、やはり最有力候補はリアルスティールだと思います。

WIN5の京阪杯は、傾向からもわかるとおり、近走内容がいい馬を素直に重視したい一戦。また、枠番が5~8枠だった馬は10年以降〈0 2 3 50〉と勝ち切れていません。

ちなみに、このうち前走5着以下の馬は、10年以降〈0 0 0 39〉です。波乱の多いレースですが、これらの傾向だけ押さえておけば自然と買い目はしぼれるでしょう。

◆プロフィール 伊吹雅也(いぶき・まさや)「JRAホームページ」「グリーンチャンネル」ほか、さまざまなメディアに活躍の場を広げている新進気鋭の競馬評論家。新刊「ウルトラ回収率2016─2017」(ガイドワークス)が好評発売中。