[片山良三の競馬予想ブログ]武豊番、片山良三の栗東ナマ情報「ムーア騎乗ノンコノユメ◎」

[片山良三の競馬予想ブログ]武豊番、片山良三の栗東ナマ情報「ムーア騎乗ノンコノユメ◎」

2016/12/01

[片山良三の競馬予想ブログ]武豊番、片山良三の栗東ナマ情報「ムーア騎乗ノンコノユメ◎」

JBCクラシックを力ずくで制して、ダート界の新チャンピオン出現を印象づけたのがアウォーディー。旧勢力をまとめて負かしたインパクトは強烈で、しかもダート戦は負けなしの6連勝。この大舞台でも1番人気の支持を集めそうな勢いだ。

確かに、JBCは1番人気のコパノリッキーを徹底的にマークしたあげく、4コーナーでライバルを競り潰して先頭に立ち、押し切る力強さ。そりゃあ、武豊騎手もヒーローインタビューで「次は中京でアウォーディー」と、ご機嫌になるはずだ。

ただ、あの時、最も厳しいレースを強いられたのはコパノリッキー。今度は逆の立場なら、アウォーディーだって簡単に勝てはしないだろう。思っているほど簡単な競馬ではない。

割り引いていいのはホッコータルマエ。JBC2着で古豪健在と思わせたかもしれないが、内容は、いっぱいいっぱい。さすがに上がり目を求めるのは難しそうだ。

思惑が交錯する乗り替わりがどうしても気になる。コパノリッキーに乗っていた田辺が、武蔵野Sレコード勝ちのタガノトネールに騎乗。コパノリッキーにはお手馬ノンコノユメから降りたルメールが乗り、ノンコノユメにはムーアが起用された。今の時代、騎手の意思というよりも、オーナーサイドの都合でグルグル回されることがほとんどだが、このシャッフルは着順に影響を与えないはずがない。問題は誰が貧乏くじを引かされたかだ。

ノンコノユメに魅力を感じる。昨年のこのレースの2着馬で、その後も勝てないまでも惜しい競馬ばかり。力は落ちていないわけで、いちばんいい舞台に世界一の名手と巡り合ったのなら本命も重くはないだろう。

JBC組以外なら、ゴールドドリームに逆転の期待がかかる。ハイレベル3歳世代のダート部門のナンバーワンホース。GⅠレースで圧倒的な引きの強さを見せるミルコ・デムーロの騎乗も心強い。

大穴ならラニ。みやこS惨敗で人気は一気に急落するだろうが、広い中京コースで追走が楽になれば、あの大排気量のエンジンがうなる場面がある。武豊が最後までどちらに乗るか迷った、アウォーディーの弟だ。