[伊吹雅也の競馬予想ブログ]伊吹雅也の2億円馬券研究所「1600メートル以上での実績が鍵!」

[伊吹雅也の競馬予想ブログ]伊吹雅也の2億円馬券研究所「1600メートル以上での実績が鍵!」

2016/12/08

[伊吹雅也の競馬予想ブログ]伊吹雅也の2億円馬券研究所「1600メートル以上での実績が鍵!」

今週末12月11日の2重賞は、いずれも長期間にわたって好走馬の傾向が変わっていないレースです。

WIN3のカペラSは基本的に実績馬が強く、同年、かつ中央場所、かつダート、かつオープンクラスのレースにおいて、5着以内となった経験がないJRA所属馬は08年以降〈0 0 0 41〉と苦戦していました。

また、前走が1200メートル以下のレースだったJRA所属馬は08年以降〈0 2 2 53〉ですし、同年、かつJRA、かつダ1400メートル、かつ1600万下から上のクラスのレースにおいて5着以内となった経験がないJRA所属馬も、08年以降〈0 3 1 58〉。今回よりやや長い距離が合いそうな馬を重視すべきでしょう。
4〜6歳の馬が強いという傾向もありますから、メンバー構成しだいでは大胆にしぼり込めると思います。

WIN5の阪神JFは臨戦過程が順調な馬を素直に評価したい一戦。

07年以降の傾向を見ると、前走3着以下だった馬は〈0 2 2 53〉、前走との間隔が中1週以内だった馬は〈0 0 0 22〉、JRAのレースにおいて4着以下となった経験がある馬は〈0 3 1 91〉と、それぞれ勝ち切れていません。また、JRA、かつ芝1600メートル以上のレースにおいて優勝経験がない馬も〈0 2 3 83〉と期待を裏切りがちです。

これらの条件を全てクリアしているのはアロンザモナ(抽選対象)、ヴゼットジョリー、ジューヌエコール、ソウルスターリング、リスグラシューの5頭。

例年よりもしぼり込みづらいメンバー構成ですが、傾向からもわかるとおり、少頭数のレースでしか好走経験がない馬は信頼できないので、ヴゼットジョリー、リスグラシューあたりが有力候補と言えるでしょう。

 

◆プロフィール 伊吹雅也(いぶき・まさや)「JRAホームページ」「グリーンチャンネル」ほか、さまざまなメディアに活躍の場を広げている新進気鋭の競馬評論家。新刊「ウルトラ回収率2016─2017」(ガイドワークス)が好評発売中。