[亀谷敬正の競馬予想ブログ]亀谷敬正の一攫千金穴馬ドリル「根岸Sはマル外馬2頭に注目する!」

[亀谷敬正の競馬予想ブログ]亀谷敬正の一攫千金穴馬ドリル「根岸Sはマル外馬2頭に注目する!」

2017/01/26

[亀谷敬正の競馬予想ブログ]亀谷敬正の一攫千金穴馬ドリル「根岸Sはマル外馬2頭に注目する!」

トランプが大統領に就任したことは、実は競馬界にも少なからず影響を与えています。もし、TPPが発効されれば、今以上に日本は外国産馬が増えていたことでしょう。そして今以上に短距離やダートはマル外だらけになるはずでした。

外国の血統の知識も今以上に馬券に利用できたかもしれない‥‥そう思うと少々残念ですが、もっと単純に「社台、ノーザンファームが買ってきたマル外を買えばいい」だけになっていたかもしれません。社台グループ以外の聖域は短距離とダートですから、ある意味、聖域が守られたとも言えます。

とはいえ、今でもノーザンファームが買ってくるマル外は強烈です。

まず、馬を買ってくる目利きの腕が確か。例えば、今年の3歳馬エピカリスや先日引退したモーリスは、ノーザンファームで生産した馬ではありません。しかし、ノーザンファームの目利きがセリで購買。みずからのチームに引き込みました。

ちなみにモーリスは、トレーニングセールで1050万円で購買された馬です。「1050万円なら俺も欲しかった」と思う方もいそうです。が、この値段で収まったのは、事前に「何が何でもノーザンファームが競り落とす」という情報も伝わっていたから。いくら競ってもノーザンファームは引かないから、他は諦めていたのです。

仮に資金力でモーリスを獲得したとしても、もしかすると他の育成施設ではモーリスの気性を矯正できなかった可能性もあります。このように資金力と育成力にたけているのですから、ノーザンファームが買ってくるマル外馬もバンバン走るわけです。プロ野球の某球団のマル外とは全然違います(苦笑)。

根岸Sにはベストウォーリアとベストマッチョが出走を予定しています。2頭はいずれも馬場幸夫オーナーの馬。同オーナーのマル外は、購買後はノーザンファームで育成されます。

なお、昨年のフェブラリーSをレコードタイムで優勝したモーニンもノーザンファーム育成馬。馬場幸夫オーナーの所有馬です。

馬券の買い方も非常にシンプルで「前走4着以内の好調馬」「中6週以上の間隔を開けている馬」。この2つの条件を満たす馬を買うだけで、勝率38%。単勝回収率は130%とプラス収支を実現しています(13年以降の4年間)。

 

◆プロフィール 亀谷敬正(かめたに・たかまさ)テレビ、専門誌などでカリスマ的人気の若手血統馬券師。HPはhttp://www.k-beam.com 推奨レース、期待値の高いデータ満載の出走表も配信中。近著「重賞ビーム2017」(KADOKAWA)が好評発売中。