[亀谷敬正の競馬予想ブログ]亀谷敬正の一攫千金穴馬ドリル「日曜日の2重賞は反主流能力馬が穴」

[亀谷敬正の競馬予想ブログ]亀谷敬正の一攫千金穴馬ドリル「日曜日の2重賞は反主流能力馬が穴」

2017/03/09

[亀谷敬正の競馬予想ブログ]亀谷敬正の一攫千金穴馬ドリル「日曜日の2重賞は反主流能力馬が穴」

先日2月26日は、中山記念が中山芝1800メートル、阪急杯が阪神芝1400メートルで行われました。31万馬券、248万馬券と、どちらも大波乱の結果に。

しかし、弱い馬が走ったから荒れるのではありません。「主流ではない能力」にたけた馬が走りやすかったから荒れたのです。

この2レースが波乱になったのは「芝の主流能力」とはまったく異なる「ダート指向」が強いレースになったから。

阪急杯の1〜3着馬は全てダート勝利実績馬で、2、3着馬はダートで5勝以上した馬でした。

また、中山記念と阪急杯は、いずれも人気薄のキングカメハメハ産駒が連対。同種牡馬の産駒は、ダートの勝利数ランキングではディープインパクトよりも圧倒的に上です。

そして、今週末の日曜重賞も中山牝馬Sが中山芝1800メートル。フィリーズレビューが阪神芝1400メートル。2週前と同じコースで重賞が行われます。

今週も荒れるなら2週前と同じように「反主流の能力」の方向性である「ダート指向の能力」にたけた血統馬が穴を出すのではないでしょうか。

実際、過去の中山牝馬Sを振り返っても「ダート指向」の強いタイプが穴を出しています。

去年15番人気3着メイショウスザンナは父アグネスデジタル。一昨年5番人気3着パワースポットは父スズカマンボ。どちらも中京「ダートGⅠ」のチャンピオンズカップで穴を出した種牡馬です。過去5年「JRAのダート出走経験馬」は複勝率29%、複勝回収率149%。血統も戦歴も「ダート指向」の強いレースです。

フィリーズレビューも「ダート指向」が強いレース。13年11番人気3着ティズトレメンダス、14年13番人気2着ニホンピロアンバーは中央のダートで連対経験のあった馬。

血統も13年1着メイショウマンボの父スズカマンボ。スズカマンボはキングカメハメハと同じキングマンボ系を母父に持つ種牡馬。2着ナンシーシャインの父ブラックタキシードも産駒は芝よりもダートの勝ち星が多い種牡馬です。

今週日曜の両重賞も、2週前と同じように荒れるなら「ダート指向」の能力が問われる時。キングマンボの血を持つ馬やダートの本場アメリカ産馬、ダート競馬を経験している馬に注目です。

 

◆プロフィール 亀谷敬正(かめたに・たかまさ)テレビ、専門誌などでカリスマ的人気の若手血統馬券師。HPはhttp://www.k-beam.com 推奨レース、期待値の高いデータ満載の出走表も配信中。近著「重賞ビーム2017」(KADOKAWA)が好評発売中。