[片山良三の競馬予想ブログ]武豊番、片山良三の栗東ナマ情報「サトノDの◎を崩す理由がない」

[片山良三の競馬予想ブログ]武豊番、片山良三の栗東ナマ情報「サトノDの◎を崩す理由がない」

2017/04/27

[片山良三の競馬予想ブログ]武豊番、片山良三の栗東ナマ情報「サトノDの◎を崩す理由がない」

世代論は、有名司会者から競馬評論家としても名を成した大橋巨泉氏が提唱し、定着させたものと認識している。今で言えば、昨年の牡馬クラシックを盛り上げた現4歳世代が史上最強、というくくり方がそれだ。

皐月賞馬ディーマジェスティ、ダービー馬マカヒキ、菊花賞馬サトノダイヤモンド。どの戦いも激烈で、勝ち馬は文句なしの強さ。勝者になれなかった馬たちからも非凡な才能がうかがえ、全体のレベルはものすごく高いものに感じられたものだ。

しかし、今年の古馬の重賞戦線は意外なことに5歳馬が断然優勢。アンタレスSまで、JRAで行われた古馬の平地重賞27レースの結果は、5歳が13勝で4歳が8勝。6、7歳が3勝ずつで8歳以上は0勝という極端な分布となった。

3歳から4歳という、本格化の時期を迎えた「最強世代」が他を圧倒するのではという予測は吹き飛び、5歳馬が層の分厚さを誇る結果となっているのだ。5歳勢の13勝は、全て異なる馬での勝利というのもすごい。

大橋巨泉流の世代論をかざせば、この天皇賞・春は5歳から買うしかない。大将キタサンブラック、副将シュヴァルグランのタッグは強力で、3200メートルという特殊な距離にも適性はすでに証明されている。

ただ、伸び悩む4歳が多い中で、サトノダイヤモンドだけは期待どおりの伸びを示しており、5歳勢としても目の上のタンコブとなっている。菊花賞の強さを振り返れば距離も死角にはならないわけで、さまざま考えてもサトノダイヤモンドの◎を崩す材料がない。というわけで、◎○▲はあっさり決定してしまった。

強かったゴールドアクターだが、得意の中山で負けた前走の内容が大いに不満。あの時点でシャケトラとの力関係も逆転してしまったのなら、乗り替わりでも軽視が妥当。わずかに食い込む可能性があるのは、アルバートとトーセンバジル。

NHKマイルCは、東京のマイルが最適と思えるアウトライアーズを頭から狙う。カラクレナイの決め手が対抗。