[伊吹雅也の競馬予想ブログ]伊吹雅也の2億円馬券研究所「クイーンズリングが巻き返す!」

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2017/05/11

[伊吹雅也の競馬予想ブログ]伊吹雅也の2億円馬券研究所「クイーンズリングが巻き返す!」

今週末も興味深い傾向のあるレースがそろっています。

WIN2の青竜Sはコース適性がポイント。JRA、かつ500万下から上のクラス、かつダ1600〜1800メートルのレースで優勝経験がない馬は14年以降〈0 1 1 20〉と勝ち切れていません。ちなみに、このうちJRA、かつ500万下から上のクラス、かつダ1400メートルのレースでも優勝経験がなかった馬は3着以内なし。芝向きと思われる馬、そしてダ短距離のレースを主戦場としてきた馬は評価を下げましょう。

WIN4の栗東Sは、別表であげた傾向からもわかるとおり、基本的に堅く収まりがちな一戦。もっとも、7歳以上だった馬は13年以降〈0 0 1 17〉、枠番が7〜8枠だった馬は13年以降〈0 0 1 14〉なので、人気馬が該当するようならば要注意です。

WIN5のヴィクトリアMは実績馬を素直に評価したいレース。前年か同年、かつJRAのGⅠにおいて優勝経験のある馬が11年以降〈3 4 2 5〉と安定していた一方で、前年か同年、かつJRAのGⅠにおいて連対経験のない馬は11年以降〈0 2 4 71〉、6着以内となった経験がなかった馬は11年以降〈0 1 1 45〉と苦戦していました。

なお、11年以降の優勝馬6頭は、いずれも前走4着以下、かつ前走の単勝人気順が5番人気以内でした。前走の着順が1着だった馬は11年以降〈0 1 1 22〉ですし、直近のレース内容がよかった馬ではなく、前哨戦で人気を裏切った馬に注目すべきでしょう。

傾向も加味すると狙いやすいのはクイーンズリング。コース替わりを苦にしそうなタイプではありませんし、休養明け2戦目の今回は信頼していいと思います。あとはレースぶりに安定感が出てきたレッツゴードンキも楽しみです。


◆プロフィール 伊吹雅也(いぶき・まさや)「JRAホームページ」「グリーンチャンネル」ほか、さまざまなメディアに活躍の場を広げている新進気鋭の競馬評論家。新刊「ウルトラ回収率2016─2017」(ガイドワークス)が好評発売中。