[伊吹雅也の競馬予想ブログ]伊吹雅也の2億円馬券研究所「ソウルスターリングの過信禁物!」

[伊吹雅也の競馬予想ブログ]伊吹雅也の2億円馬券研究所「ソウルスターリングの過信禁物!」

2017/05/18

[伊吹雅也の競馬予想ブログ]伊吹雅也の2億円馬券研究所「ソウルスターリングの過信禁物!」

春のGⅠ戦線もいよいよ佳境。今週末5月21日のWIN5対象レースはオークスを含む5レースです。

WIN1の鳳雛Sはオープン入りしたレースの内容がポイント。好走馬の大半はダ1700〜1800メートル、かつ13頭立て以上の500万下を勝ち上がった馬でした。なお、前走の馬体重が500キロ以上だった馬は14年以降〈0 0 1 7〉と人気を裏切りがちだったので、気をつけましょう。

WIN3の韋駄天Sにも同様の傾向があり、前走の馬体重が500キロ以上だった馬は14 年以降〈0 1 1 16〉。馬格のある馬が注目を集めがちな舞台だけに、人気馬がこの条件に引っ掛かるようであれば波乱の目もあると思います。また、前年以降に芝、かつ1600万下から上のクラスのレースを4角8番手以内の位置取りで勝ち切ったことのある馬が優勢です。

WIN5のオークスは実績馬を素直に重視したほうがよさそう。同年、かつ東京か京都か阪神の重賞において、連対経験がない馬は12年以降〈0 0 2 52〉と勝ちきれていません。

さらに、前走の単勝人気順が6番人気以下だった馬は12年以降〈0 0 2 38〉。穴をあけたばかりの馬は期待を裏切りがちでした。

あとは血統も重要です。父にサンデーサイレンス系以外の種牡馬を持つ馬は、12年以降〈0 1 0 28〉と苦戦しています。実績上位のソウルスターリング、フローラSで好走したモズカッチャン、ヤマカツグレースは過信禁物と見るべきでしょう。

これらの傾向から強調できるのは、アドマイヤミヤビ、リスグラシュー、ミスパンテールの3頭。また、このレースと相性がいいディープ産駒のフローレスマジックも、展開しだいでは楽しみな存在です。


◆プロフィール 伊吹雅也(いぶき・まさや)「JRAホームページ」「グリーンチャンネル」ほか、さまざまなメディアに活躍の場を広げている新進気鋭の競馬評論家。新刊「コース別 本当に儲かる血統大全2017−2018」(ガイドワークス)が好評発売中。