[片山良三の競馬予想ブログ]武豊番、片山良三の栗東ナマ情報「サクラアンプルール妙味十分」

[片山良三の競馬予想ブログ]武豊番、片山良三の栗東ナマ情報「サクラアンプルール妙味十分」

2017/07/13

[片山良三の競馬予想ブログ]武豊番、片山良三の栗東ナマ情報「サクラアンプルール妙味十分」

週末に開催される中央競馬は、土日の2日間で1節と数える決まり。下級条件戦は出走間隔が長い馬ほど優先される規定があるので、連闘の場合は1節、中1週なら2節と数えて、後者が上位となるルールだ。

ジョッキーが土曜と日曜を別々の競馬場で騎乗するケースも少なくないが、これを「節内移動」と呼ぶのだという。関東と関西なら近いものだが、ローカルシーズンは九州と北海道という遠距離もありうる。

日付が変わるケースもあり、「文字どおりのセツナイ移動もよくあります」と、疲れるダジャレも飛び出す。最近では、土曜は阪神、日曜は函館スプリントSに騎乗した幸騎手が、ちょうどいい飛行機がなく、全行程、鉄路を利用したという話も聞いた。北海道新幹線が函館まで開通したことで、逆に飛行機の便が減っているのだそうだ。

ジョッキーは、馬も含めて乗り物に強くなければやっていけない。

今年の函館開幕の第1レースをサッと勝った武豊騎手は、函館記念の週も2日間の参戦。鳴尾記念を勝ったステイインシアトルとのコンビだ。絶妙な逃げがハマった感じの勝ちだっただけに、ここは同型のマイネルミラノとの兼ね合いが鍵になる。武豊騎手のルーツは函館だが、マイネルミラノの丹内騎手も地元出身。どちらが内側の枠を引くかで、展開が大きく変わってきそうだ。

前哨戦の巴賞をルメールで勝ったサトノアレスが人気になるが、多頭数をさばき切れるのかが少し不安。

思い切ってサクラアンプルールを狙いたい。中山記念でネオリアリズムに迫った脚はみごとで、大阪杯の負けで大きく人気を落とすのならおいしい配当が見込めそう。馬群の中を割れる馬なので、多頭数も割り引き材料にはならない。

函館経験の豊富さも評価しなければいけないポイントで、そこを重視すればツクバアズマオーも馬券に絡んできて不思議ない。8戦して6回馬券圏内に来ている巧者だ。

ここを狙ってきた、タマモベストプレイ、ヤマカツライデンも押さえなければいけないだろう。