[伊吹雅也の競馬予想ブログ]伊吹雅也の6億円馬券研究所「新潟記念はディープ産駒に注目」

[伊吹雅也の競馬予想ブログ]伊吹雅也の6億円馬券研究所「新潟記念はディープ産駒に注目」

2017/08/31

[伊吹雅也の競馬予想ブログ]伊吹雅也の6億円馬券研究所「新潟記念はディープ産駒に注目」

9月3日の2重賞は、いずれも波乱を期待できそうなメンバー構成です。

WIN2の小倉2歳Sは臨戦過程に注目。前走との間隔が中2週以内だった馬は、12年以降〈0 2 2 40〉と勝ち切れていません。フェニックス賞組が毎年のように人気を裏切っているのも、使いづめによる負担が世間のイメージより大きいからだと思います。

また、12年以降に限るとJRAのレースで4着以下となった経験がある馬は連対例なし。さらに、JRA、かつ芝、かつ4角3番手以内だったレースで優勝経験がない馬も12年以降〈0 0 1 24〉と苦戦していました。

早くから出走を予定している馬のうち、これらの条件をクリアしているのはヴァイザー、シトリカ、バーニングペスカ、マドモアゼルあたり。圧勝経験がある馬はより信頼できるレースなので、シトリカやマドモアゼルは特に楽しみです。

WIN3の新潟記念は血統が最大のポイント。14年以降は父にディープインパクトを持つ馬が〈3 2 1 11〉と優秀な成績を収めています。13年以前はむしろ苦手としている印象すらあったのですが、近年は完全に流れが変わりました。

なお、同じく14年以降に限ると、馬齢が6歳以上だった馬は〈1 0 2 32〉といまひとつ。このうち、新潟芝・外2000メートル、かつ1600万下から上のクラスのレースにおいて連対経験がない馬は〈0 0 0 20〉だったので評価を下げるべきでしょう。また、前走が2000メートルのレースでなかった馬は〈0 0 1 16〉。さらに、前走の4角を10番手以下で通過した馬も14年以降は好走例がありません。

注目はソールインパクトとロイカバード。前出の条件を全てクリアしていますし、軽い負担重量で出走できそうな点も好材料です。

 

◆プロフィール 伊吹雅也(いぶき・まさや)「JRAホームページ」「グリーンチャンネル」ほか、さまざまなメディアに活躍の場を広げている新進気鋭の競馬評論家。新刊「コース別本当に儲かる血統大全2017-2018」(ガイドワークス)が好評発売中。