[亀谷敬正の競馬予想ブログ]亀谷敬正「プロフェッショナル血統塾」「中山芝千二は先行馬がおいしい」 ツイート 2017/09/21 「軽い馬場の開幕週は先行有利」とは、よく言われる競馬格言の一つ。 ですが、今シーズンの中山の馬場では当てはまらない格言です。開幕初日に行われた紫苑Sは、3コーナー5番手以下の馬が上位独占。勝ち馬、3着馬は10番手以下から33秒台の上がりタイムを記録。翌日の重賞、京成杯オータムハンデも3コーナー7番手以下の差し馬が1〜3着。1、2着馬は33秒台の上がりタイムを記録しました。 14年末に馬場改修した新装中山は、従来の馬場と比べ、3コーナーからゴールまではスピードが出やすくなったため、差しやすい馬場に。そのことを騎手も意識するため、道中は今まで以上に脚をタメるレースが増えました。 ただし、この時期の中山の芝1200メートルに関してだけは、それなりの能力を持った先行馬が平均ペースで乗ってしまえば、残れてしまうのです。芝1200メートルは芝1600メートル以上のレースよりも道中の負荷が軽いため、先行してもスタミナを消耗しないからです。 加えて、多くの騎手は、芝1200メートルでも、芝1600メートル以上と同じようにラストでスピードを発揮するような乗り方をします。要は先行馬有利なペースになりやすいのです。 この性質を利用して、開幕日(9月9日)の中山最終レースでは、ホームページで公開した予想にて3連単11万7200円の万馬券を本線で的中させました。 9日の最終レースは、中山の芝1200メートル。先に書いたような理由で逃げ、先行馬、特に内枠の馬が圧倒的に有利になることが簡単に予想できました。実際、レースは逃げたネバーリグレット(3人気)が1着。2番手のウィズアットレース(8人気)が2着。1、2人気の2頭は差す競馬をしたために4、5着でした。「秋の中山芝は、芝1600メートル以上で差しが決まる状態だと、芝1200メートルは前が残りやすくなる」 この傾向を意識すれば、今後も中山芝1200メートルで高配当を狙って取れることでしょう。 さて、今週の中山芝重賞はオールカマー。ここは、末脚のスピード上位の人気馬ルージュバックに合いそうです。 中山重賞には過去2回出走して、いずれも人気よりも走っていませんが、33秒台の末脚を使えない馬場状態だったから。33秒台のスピードを出せる馬場なら、走りも変わるはずです。 ◆プロフィール 亀谷敬正(かめたに・たかまさ)専門誌などでカリスマ的人気の若手血統馬券師。HPはhttp://www.k-beam.com 推奨レース、期待値の高いデータ満載の出走表も配信中。コンビニのコピー機でも予想を配信(Eプリント 亀谷で検索)。 タグ: 亀谷敬正,一攫千金穴馬ドリル,競馬,予想,ブログ,コラム,2017 エリア選択 北海道 青森 岩手 宮城 秋田 山形 福島 茨城 栃木 群馬 埼玉 千葉 東京 神奈川 新潟 富山 石川 福井 山梨 長野 岐阜 静岡 愛知 三重 滋賀 京都 大阪 兵庫 奈良 和歌山 鳥取 島根 岡山 広島 山口 徳島 香川 愛媛 高知 福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島 沖縄 韓国 [香川県] [茨城県] [岐阜県] [岡山県] [愛知県] [東京都] [青森県] [高知県] [長野県] [熊本県]
「軽い馬場の開幕週は先行有利」とは、よく言われる競馬格言の一つ。
ですが、今シーズンの中山の馬場では当てはまらない格言です。開幕初日に行われた紫苑Sは、3コーナー5番手以下の馬が上位独占。勝ち馬、3着馬は10番手以下から33秒台の上がりタイムを記録。翌日の重賞、京成杯オータムハンデも3コーナー7番手以下の差し馬が1〜3着。1、2着馬は33秒台の上がりタイムを記録しました。
14年末に馬場改修した新装中山は、従来の馬場と比べ、3コーナーからゴールまではスピードが出やすくなったため、差しやすい馬場に。そのことを騎手も意識するため、道中は今まで以上に脚をタメるレースが増えました。
ただし、この時期の中山の芝1200メートルに関してだけは、それなりの能力を持った先行馬が平均ペースで乗ってしまえば、残れてしまうのです。芝1200メートルは芝1600メートル以上のレースよりも道中の負荷が軽いため、先行してもスタミナを消耗しないからです。
加えて、多くの騎手は、芝1200メートルでも、芝1600メートル以上と同じようにラストでスピードを発揮するような乗り方をします。要は先行馬有利なペースになりやすいのです。
この性質を利用して、開幕日(9月9日)の中山最終レースでは、ホームページで公開した予想にて3連単11万7200円の万馬券を本線で的中させました。
9日の最終レースは、中山の芝1200メートル。先に書いたような理由で逃げ、先行馬、特に内枠の馬が圧倒的に有利になることが簡単に予想できました。実際、レースは逃げたネバーリグレット(3人気)が1着。2番手のウィズアットレース(8人気)が2着。1、2人気の2頭は差す競馬をしたために4、5着でした。「秋の中山芝は、芝1600メートル以上で差しが決まる状態だと、芝1200メートルは前が残りやすくなる」
この傾向を意識すれば、今後も中山芝1200メートルで高配当を狙って取れることでしょう。
さて、今週の中山芝重賞はオールカマー。ここは、末脚のスピード上位の人気馬ルージュバックに合いそうです。
中山重賞には過去2回出走して、いずれも人気よりも走っていませんが、33秒台の末脚を使えない馬場状態だったから。33秒台のスピードを出せる馬場なら、走りも変わるはずです。
◆プロフィール 亀谷敬正(かめたに・たかまさ)専門誌などでカリスマ的人気の若手血統馬券師。HPはhttp://www.k-beam.com 推奨レース、期待値の高いデータ満載の出走表も配信中。コンビニのコピー機でも予想を配信(Eプリント 亀谷で検索)。