[伊吹雅也の競馬予想ブログ]伊吹雅也の6億円馬券研究所「14年を境に先行馬が大不振!」

[伊吹雅也の競馬予想ブログ]伊吹雅也の6億円馬券研究所「14年を境に先行馬が大不振!」

2017/09/28

[伊吹雅也の競馬予想ブログ]伊吹雅也の6億円馬券研究所「14年を境に先行馬が大不振!」

今週末10月1日のWIN5対象レースは、いずれも芝1600メートル以下のコースが舞台。思い出深い高額配当を的中させたレースの大半が芝短距離という個人的な事情もあり、私としては非常に魅力的な印象を受けるレース構成です。

WIN4のポートアイランドSは馬齢に注目したい一戦。14年以降の3着以内馬9頭中8頭は5〜6歳の馬でした。また、中央場所の重賞で3着以内となった経験がない馬は、14年以降〈0 0 2 19〉と連対例なし。一方、中央場所、かつ1600メートル重賞で3着以内となった経験がある馬は、14年以降〈3 2 1 6〉と安定しています。実績馬を素直に重視すべきでしょう。

WIN5のスプリンターズSは年明け以降の戦績がポイント。同年、かつJRA、かつ15頭立て以上のレースで優勝経験がない馬は14年以降〈0 0 0 26〉と上位争いに食い込めていません。また、同年、かつJRAのGⅠかGⅡで連対経験があった馬を除くと、馬齢が6歳以上だった馬は14年以降〈0 0 0 17〉。高齢馬も過信禁物です。

なお、以上の傾向は13年以前もほぼ同様だったのですが、好走馬の脚質は14年を境に一変。14年以降の3着以内馬は、いずれも前走の4角を3番手以下で通過していました。新潟芝・内1200メートルで施行された14年はともかく、15年や16年も先行力の高さを生かしたいタイプが苦戦しているわけですから、14年の路盤改造が大きく影響していると見るべきでしょう。

これらの条件を全てクリアしているのはファインニードル、メラグラーナ、ラインミーティア、レッツゴードンキあたり。前走が好内容だったファインニードル、コース替わりがプラスに働きそうなメラグラーナは特に有力だと思います。


◆プロフィール 伊吹雅也(いぶき・まさや)「JRAホームページ」「グリーンチャンネル」ほか、さまざまなメディアに活躍の場を広げている新進気鋭の競馬評論家。新刊「コース別本当に儲かる血統大全2017-2018」(ガイドワークス)が好評発売中。