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[亀谷敬正の競馬予想ブログ]亀谷敬正「プロフェッショナル血統塾」「藤沢厩舎ソウルスターリング特注!」 | アサ芸風俗

[亀谷敬正の競馬予想ブログ]亀谷敬正「プロフェッショナル血統塾」「藤沢厩舎ソウルスターリング特注!」

[亀谷敬正の競馬予想ブログ]亀谷敬正「プロフェッショナル血統塾」「藤沢厩舎ソウルスターリング特注!」

2017/10/26

[亀谷敬正の競馬予想ブログ]亀谷敬正「プロフェッショナル血統塾」「藤沢厩舎ソウルスターリング特注!」

「血を育むのは人」

当コラムでも何度も書いていますが、育てる人(調教師)によって、血統(才能)の開花の方向性にも傾向は出ます。

今年の天皇賞・秋には欧州生産のソウルスターリングが出走します。同馬を管理するのは藤沢和雄調教師。藤沢師の管理馬は、これまでJRAのGⅠレースで、延べ26勝。このうち東京競馬場で11勝。40%以上が東京競馬場で勝利をあげています。

また、GⅠレースに出走させた馬も50%近くが東京競馬場。中でも、最も勝利数をあげているレースが天皇賞・秋の5勝。うち1勝は中山競馬場で行われた時の天皇賞・秋なのですが、当時の勝ち馬はシンボリクリスエス。菊花賞には向かわず、3歳で挑みました。

藤沢厩舎は菊花賞が行われる京都が好きではないようです。「京都ではなく、東京で強い馬を作ること」へのこだわりにも原因がありそう。以前、藤沢先生にこんな話を聞いたことがあります。「東京と京都では相反する能力が要求される」。競馬で、要求される能力の方向性は一定ではありません。片方の能力を高めれば、相反する能力の適性は下がってしまう部分もあるのです。

藤沢厩舎は、長い直線を上っていく競馬で強い馬を追求している厩舎。京都コースは3コーナーから下り坂で直線は平坦。師の求める強い馬の方向性とは逆のコースレイアウト。だから、条件戦でも京都競馬場へは、ほとんど管理馬を出走させないのです。

また、藤沢厩舎の管理馬は、東京競馬場のGⅠレースをサンデーサイレンスの血を持たない馬で勝ちまくっていることも特筆に値します。今年のダービー、オークスは、いずれも藤沢厩舎の管理馬が勝利。どちらの馬もサンデーサイレンスの血を持たない馬でした。

なお、藤沢厩舎のGⅠ勝利数のうち半分の13勝はマル外馬。サンデーの血に頼らずGⅠ勝利を積み重ねてきた厩舎です。

また、14年はディープ産駒のスピルバーグで天皇賞・秋を勝利しましたが、母父は欧州の重厚な血統サドラーズウェルズ。ソウルスターリングも欧州の重厚な血統馬。欧州血統を天皇賞で走らせるのも得意です。

ソウルスターリングを軸にした場合、相手はディープ産駒にすればよさそうなのもありがたいところ。当レースも4年連続でディープ産駒が連対中です。


◆プロフィール 亀谷敬正(かめたに・たかまさ)専門誌などでカリスマ的人気の若手血統馬券師。HPはhttp://www.k-beam.com 推奨レース、期待値の高いデータ満載の出走表も配信中。コンビニのコピー機でも予想を配信(Eプリント 亀谷で検索)。