[伊吹雅也の競馬予想ブログ]伊吹雅也の6億円馬券研究所「「みやこS」はエピカリス最有力」

今週末のJRAは金曜、土曜、日曜の3日間開催。ＷＩＮ５は11月3日（金）にも発売されますが、今回は5日（日）のほうを展望します。

5日のＷＩＮ４はアルゼンチン共和国杯。10年以降の傾向を見ると、キャリア14戦以下の馬が〈4 1 4 6〉と、すばらしい成績を収めていました。一方、キャリア15戦以上、かつ同年にJRAのＧⅠかＧⅡで4着以内となった経験がない馬は〈0 0 2 72〉。極端にキャリアが浅い馬か、年明け以降に格の高いレースで好走してきた実績馬を重視すべきでしょう。

なお、前走がJRAのＧⅠだった馬を除くと、前走の上がり3ハロンタイム順位が5位以下だった馬は〈0 2 1 65〉。先行馬や大敗直後の馬も信頼できません。

今年はこれらの傾向から強調できるのが3歳のスワーヴリチャードとセダブリランテスくらい。大胆にしぼり込んでよさそうです。

ＷＩＮ５のみやこSも基本的に若い馬が強いレース。12年以降の連対馬10頭中9頭は4歳以下の馬でした。また、同年5月以降にJRAの重賞かオープン特別で4着以内となった経験がない馬は12年以降〈0 0 1 32〉。しばらく大敗が続いている馬はもちろん、地方のダートグレード競走を主戦場としてきた馬も評価を下げていいと思います。

さらに、前走で単勝3番人気以下だった馬は12年以降〈0 1 2 43〉。前走の内容よりも、それ以前の実績に注目すべきでしょう。

最有力候補として強調しておきたいのはエピカリス。前述の条件を全てクリアしているのはこの馬くらいになりそうですし、海外遠征明け、かつ出走取消明けだった前走の敗戦を気にする必要はありません。

ＷＩＮ１〜３を手広く押さえるべく、AR共和国杯ともどもコンパクトにまとめたいところです。

◆プロフィール 伊吹雅也（いぶき・まさや）「JRAホームページ」「グリーンチャンネル」ほか、さまざまなメディアに活躍の場を広げている新進気鋭の競馬評論家。新刊｢コース別本当に儲かる血統大全2017-2018｣（ガイドワークス）が好評発売中。