[片山良三の競馬予想ブログ]武豊番、片山良三の栗東ナマ情報「武豊騎手の「神騎乗」に期待!」

[片山良三の競馬予想ブログ]武豊番、片山良三の栗東ナマ情報「武豊騎手の「神騎乗」に期待!」

2017/11/16

[片山良三の競馬予想ブログ]武豊番、片山良三の栗東ナマ情報「武豊騎手の「神騎乗」に期待!」

武豊騎手の神騎乗率が、この秋、急上昇中。まずは、あの天皇賞だ。

キタサンブラックの出遅れは、見ている側にはドッキリだったが、「出たがりなんです。待たされると、だんだんおかしな格好になるので、タイミングが合わない時はそういうこともあるかなと、覚悟はしていました」と、乗っているほうは泰然としたもの。慌てずに前半を経済コースで我慢させたのが神レベルのファインプレーで、春秋連覇の偉業を引き寄せた。

JBCのレディスクラシック(プリンシアコメータ・2着)は、最後の直線で優勝馬ララベルが外から押圧してきたことについて審議になったが、押圧された武豊騎手はその圧力を神レベルの柔らかい対応で押し返して事故を防ぎ、アタマ差まで差し返した。

判定は「着順に変更なし」だったが、あれは武豊騎手がうますぎて被害が少なく見えてしまったとも思える。優勝馬の関係者にとっても「神騎乗」だった。

全盛時の武豊騎手は、こうした騎乗を毎週のように見せていたものだが、今再びハイレベルな騎乗を高確率で出現させているのは、48歳という年齢を考えると本当にすばらしい。

昔は「武豊人気」がついてきて馬券的な妙味は少なかったが、今の武豊騎手は馬券的にもありがたい存在。エアスピネルにしても、富士Sの快勝は鞍上がうますぎたからと思われているようで、ここもさほど人気にならない様子。ならば、再度の神騎乗を期待して本命に推して応援だ。

最も怖いのはスプリンターズS連覇のレッドファルクスか。もともとは左回りのダートでいい走りをしていた馬。これが中京なら芝でも走るとなり、今では中山のGⅠを連覇。カテゴリーを拡張中の今なら、初の京都マイルでも侮れない。

上がり馬サングレーザーの決め手とイスラボニータの地力。M・デムーロが、レッドファルクスを弟のC・デムーロに譲ってまでも騎乗にこだわったペルシアンナイトも争覇圏か。

サトノアラジンは、不良の天皇賞での最下位は度外視できるが、あの馬場であえいだ後遺症は気になるところだ。