[亀谷敬正の競馬予想ブログ]亀谷敬正「プロフェッショナル血統塾」「距離延長ペルシアンナイトは買い」

[亀谷敬正の競馬予想ブログ]亀谷敬正「プロフェッショナル血統塾」「距離延長ペルシアンナイトは買い」

2017/11/16

[亀谷敬正の競馬予想ブログ]亀谷敬正「プロフェッショナル血統塾」「距離延長ペルシアンナイトは買い」

マイルCSはイスラボニータ、エアスピネル、サトノアラジン、ペルシアンナイトが有力。馬券的には特におもしろみは感じませんが、ペルシアンナイトが有力馬として出走するので、同馬の父ハービンジャーの話でもしましょう。

同種牡馬は社台グループが、あふれかえるサンデーサイレンス系の繁殖牝馬と配合するために導入された種牡馬。今年も、延べ800回以上、産駒が出走していますが、この種牡馬のクセを知っているだけでも馬券は儲かります。

例えば10月9日は「競馬血統研究所」(フジテレビONE)のロケ日でしたが、ハービンジャー産駒のクセでウン十万円を儲けました(金額は11月25日の放映日まで言えませんが)。

ハービンジャー産駒は、ダートで弱いクセがあります。よって、人気馬は消し続ければ儲かります。この日の東京7Rはダートコース。1人気のダイワミランダがハービンジャー産駒。「1人気を消すレース」としてHPでも勝負レースに推奨し、順当に馬券圏外に消えて、まずは逆張りでひと儲けしました。

もう一つのおいしいクセは、前走よりも今回のほうが距離の長い「距離延長」の状況を好む産駒が多いこと。逆に「距離短縮」を苦手とする産駒が多くなるのも大事な傾向です。

例えば芝のレースにおいて、得意な「距離延長」で出走した場合の複勝率は50%(回収率は87%)。一方、苦手な「距離短縮」で出走した場合の複勝率は41%(回収率は71%)と、大きく成績が下がります(いずれも単勝オッズ10倍以内の成績)。

さらに、苦手な「距離短縮」で出走して5着以下に敗れたハービンジャー産駒を次走買った場合は、単勝回収率が125%とプラス収支。複勝回収率も92%と大幅に上昇します。

10月9日のメイン「京都大賞典」では、ハービンジャー産駒のトーセンバジルを本命に。同馬は「距離延長」で出走。逆に前走は苦手な「距離短縮」でした。同種牡馬のクセを知っていれば当然買いで、結果、6人気で2着。東京7Rから儲けを上乗せでき、「1頭の種牡馬のクセを覚えれば競馬は勝てる」を実践できた日でした。

なお、マイルCSのペルシアンナイトも前走は苦手な「距離短縮」。2人気でしたが、当然5着に凡走。今回は上積みを見せるパターンです。


◆プロフィール 亀谷敬正(かめたに・たかまさ)専門誌などでカリスマ的人気の若手血統馬券師。HPはhttp://www.k-beam.com 推奨レース、期待値の高いデータ満載の出走表も配信中。コンビニのコピー機でも予想を配信(Eプリント 亀谷で検索)。