[ギャンブルライター浜田正則]ガチ自腹でパチンコ手記　「｢大海物語4｣は来夏メインとなる台 それまで数回ある増台の時期を狙え」

◆実戦指南「逃げ遅れない」

今回がラストの指南となります。3年というのは、アサヒ芸能の歴代パチンココラムと比べても、かなりロング連載だったのではないでしょうか。皆様には格段の評価をしていただき、深く感謝を申し上げます。

最後の指南は「潰れる店に取り残されない」です。

逃げ遅れた客は、経営を諦めた店のキツい条件下で打たされることが必至。なぜ潰れる店がキツいと断言できるかといえば、不確定要素の多いパチンコにも、次の2つだけ「絶対」があるからです。
(1)潰れた店は数あれど、出しすぎて潰れた店は1軒もない。
(2)優良店で潰れた店は1軒もない。

(1)は単純に言葉のままですが、(2)については「何度もいい思いをした優良店でも潰れた」と思った方もいるかもしれません。

ただし、そうした店でも、閉店直前は〝邪悪に豹変〟していたはず。中には最終日だけ出した店もあるかもしれませんが、閉店直前までの連日にわたる回収を、ラスト1日だけ少し還元したにすぎないでしょう。要するに「元・優良店だった、悪徳店」として潰れたわけです。

現在、巷のパチンコ店は減少の一途で、ここ10年ぐらいかけて半減しました。この先、店はさらに減少していくでしょうけれど、その際、閉店が決まった店に思い入れは不要。

ドライな話、我々は「パチンコファン」であり、店のファンでも、メーカーのファンでもありません。ヤバそうな店には見切りをつけて、条件のいい店を絶えず渡り歩いてください。

◆気になる台「大海物語4」

連載最後の気になる台は「大海物語4」です。この台、海系の「本命機種」の一つなのですが、初期導入の台数がかなり少ないと感じた方も多いのではないでしょうか？

それもそのはず、この大海4は、これから半年かけて数回の増台をしていき、来夏、海のシーズンにメインシマが約束された台なんです。今回の入れ替えでアケが大したことのないお店もあるかもしれませんが、ここであえて必死に打たなくても、増台のたびにチャンスがくるので、どっしりと構えてください。あと、大海と必ずセットで、追いかけリリースされるアグネス・ラムも期待大です。

といったところで、私のコラムは終了です。またどこかで‥‥願いがかなうなら、またアサヒ芸能でお会いできたらと思います。ありがとうございました。

「遊技データ&収支」
12月8日（金）「東京都M町・国道沿い大型F店」＊3.57円交換
＊CR大海物語４（1228番台）
277回転 333（12Ｒ） 1万4500円＊5連チャン（12R×4回、2R突確×1回）
103回転 ヤメ

投資：1万4500万円
大当たり：5回
換金：5685玉
収支：+5500円
17年トータル収支：＋35万9500円
17年戦歴：1月○○●○2月●○○○3月●○○●4月○○○5月○●○○○6月●○●●7月○○○●●8月○○○9月●○○○10月○○○●○11月●○●○12月○○（33勝14敗）

この連載の3年間で誇りなことがあります。これだけ勝ち続けても、読者および関係者の皆様から、誰ひとりとして「ウソデータ」「捏造」と言われなかったことです。いや、もちろん全部ガチデータなんですけどね。ともあれ、ラスト遊技で有終の美を飾れてよかった。

※遊技データは「台紹介」「勝敗にかかわらず一定時間打つ」「プロとして食っていく」というものではなく「趣味のパチンコで副収入を得ようとする時に参考になれば」を目的とした立ち回りです。

プロフィール 浜田正則 パチンコ生活歴31年。業界寄りの記述をする「パチンコライター」とは一線を画し、ファン目線で真実のみを文章につづる「ギャンブルライター」として20年目を迎える。漫画の原作者としても活躍しており、作品は多数。