[片山良三の競馬予想ブログ]武豊番、片山良三の栗東ナマ情報「パフォーマPが軽ハンデ生かす」 ツイート 2018/01/11 日経新春杯といえば、思い出すのはテンポイントの骨折だ。海外遠征前の壮行レースという位置づけで、66.5キロというハンデでも、馬場を回ってくるだけで楽勝と観測されていた。 実況はレース中にもかかわらず、テンポイントの競走中止に多くの時間を割いて伝え、勝ち馬ジンクエイトがどこをどう伸びてきたのか、さっぱりわからなかったことをよく覚えている。1978年、ちょうど40年前の出来事だ。 今やテンポイントの悲劇を知らない人のほうが多いだろう。開放骨折という、今の獣医学でも安楽死必至の重傷を負った馬を、人間のエゴで救う方向を探り、結果として馬によけいな苦しみを与えてしまった経緯は、連日メディアに大きく取り上げられて社会現象となった。 なぜ重度のケガをした馬が安楽死になるかを、身をもって教えてくれたのが、あの馬だった。極端に重いハンデでは出走させなくなったのも、テンポイントが残した教訓からだ。 GⅠをいくつも勝った馬がハンデ戦を使わなくなって久しい。今年も、GⅡとしては少し寂しいメンバーとなりそうだ。 昨年の勝ち馬ミッキーロケットがここから始動。年末に騎乗停止になった和田騎手も、計ったようにこの日からの騎乗だ。出遅れた分はGⅡ勝ちで帳尻を合わせる気持ちに違いない。問題はハンデ。前走57.5キロで2着しているだけに、58キロもありうるだろう。軽い馬が多いだけに気になる材料だ。 年末のグレイトフルSを快勝したパフォーマプロミスは、格上げ初戦だけに軽ハンデ必至。詰めの甘さを斤量が補うシーンを期待して連軸に指名したい。 モンドインテロは、ルメール騎乗がキモ。チャレンジC4着で手応えをつかんだ様子で、好レースは間違いない。 明け4歳なら菊花賞4着のマイネルヴンシュ。グレイトフルSは7着と精彩を欠いたが、いかにもひと叩きのパターン。ここへの上がり目は大きいし、ハンデも軽い。 菊3着のポポカテペトルも、京都コースなら見直し可能。 アルゼンチン共和国杯を53キロで2着したソールインパクトも、1キロ増量としても引き続き警戒が必要。 タグ: 片山良三,栗東ナマ情報,競馬,予想,ブログ,コラム エリア選択 北海道 青森 岩手 宮城 秋田 山形 福島 茨城 栃木 群馬 埼玉 千葉 東京 神奈川 新潟 富山 石川 福井 山梨 長野 岐阜 静岡 愛知 三重 滋賀 京都 大阪 兵庫 奈良 和歌山 鳥取 島根 岡山 広島 山口 徳島 香川 愛媛 高知 福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島 沖縄 韓国 [静岡県] [栃木県] [青森県] [三重県] [香川県] [長野県] [宮城県] [新潟県] [北海道] [栃木県]
日経新春杯といえば、思い出すのはテンポイントの骨折だ。海外遠征前の壮行レースという位置づけで、66.5キロというハンデでも、馬場を回ってくるだけで楽勝と観測されていた。
実況はレース中にもかかわらず、テンポイントの競走中止に多くの時間を割いて伝え、勝ち馬ジンクエイトがどこをどう伸びてきたのか、さっぱりわからなかったことをよく覚えている。1978年、ちょうど40年前の出来事だ。
今やテンポイントの悲劇を知らない人のほうが多いだろう。開放骨折という、今の獣医学でも安楽死必至の重傷を負った馬を、人間のエゴで救う方向を探り、結果として馬によけいな苦しみを与えてしまった経緯は、連日メディアに大きく取り上げられて社会現象となった。
なぜ重度のケガをした馬が安楽死になるかを、身をもって教えてくれたのが、あの馬だった。極端に重いハンデでは出走させなくなったのも、テンポイントが残した教訓からだ。
GⅠをいくつも勝った馬がハンデ戦を使わなくなって久しい。今年も、GⅡとしては少し寂しいメンバーとなりそうだ。
昨年の勝ち馬ミッキーロケットがここから始動。年末に騎乗停止になった和田騎手も、計ったようにこの日からの騎乗だ。出遅れた分はGⅡ勝ちで帳尻を合わせる気持ちに違いない。問題はハンデ。前走57.5キロで2着しているだけに、58キロもありうるだろう。軽い馬が多いだけに気になる材料だ。
年末のグレイトフルSを快勝したパフォーマプロミスは、格上げ初戦だけに軽ハンデ必至。詰めの甘さを斤量が補うシーンを期待して連軸に指名したい。
モンドインテロは、ルメール騎乗がキモ。チャレンジC4着で手応えをつかんだ様子で、好レースは間違いない。
明け4歳なら菊花賞4着のマイネルヴンシュ。グレイトフルSは7着と精彩を欠いたが、いかにもひと叩きのパターン。ここへの上がり目は大きいし、ハンデも軽い。
菊3着のポポカテペトルも、京都コースなら見直し可能。
アルゼンチン共和国杯を53キロで2着したソールインパクトも、1キロ増量としても引き続き警戒が必要。