[亀谷敬正の競馬予想ブログ]亀谷敬正「プロフェッショナル血統塾」「今年の京都は内枠が特に有利」

[亀谷敬正の競馬予想ブログ]亀谷敬正「プロフェッショナル血統塾」「今年の京都は内枠が特に有利」

2018/01/11

[亀谷敬正の競馬予想ブログ]亀谷敬正「プロフェッショナル血統塾」「今年の京都は内枠が特に有利」

この時期の京都芝コースは内枠有利。前年11月の京都芝は、馬場の内側Aコースが保護された状態で競馬が行われます。この間、保護されたAコースは馬場が傷まないことに加え、良好な状態に回復します。

そして、年明けになると保護されていたAコースが開放。Aコースよりも外の馬場は11月に消耗もしているので、内と外の馬場状態の差が大きく変わります。

日経新春杯も、過去5年で馬券になった15頭中12頭が1〜4枠と内枠が有利。中でもより内である1〜2枠は複勝率44%、複勝回収率131%です。【13年】2番カポーティスターが10人気で1着。1番ムスカテールが2着。3番トウカイパラダイスが3着。【14年】1番サトノノブレスが1着。4番フーラブライドが3着。【15年】4番アドマイヤデウスが6人気で1着。【16年】1番レーヴミストラルが1着。

特に今年は昨年11月の雨の影響で馬場がより傷みましたので、内と外のコンディションにいっそうの格差が出る可能性も。内有利がより顕著になりそうです。

当然、馬の能力や血統を考える以前に枠順が重要。一生懸命予想をしても外枠を引いたら‥‥。なので今、出走馬を分析するのはムダすぎる作業です(笑)。

好枠を引いたうえで、走りやすいのはグレイソヴリン系の血を持つ馬。中でもミスプロ系の血を持つ馬。

15年の勝ち馬アドマイヤデウスの父アドマイヤドンは、大系統ミスプロ系とグレイソヴリン系の配合馬。

16年の勝ち馬レーヴミストラルも父が大系統ミスプロ系のキングカメハメハ。母父がグレイソヴリン系のハイエストオナー。

そして昨年の勝ち馬ミッキーロケット(5番)も、父が大系統ミスプロ系のキングカメハメハ。母父がグレイソヴリンを持つピヴォタルです。

3年連続で勝ち馬は父がミスプロ系で内寄りの枠。加えてグレイソヴリンも持つ馬なのです。今年もまずは「1〜4枠」に注目。続いて「ミスプロの血を持つ馬」。該当馬が複数いれば、より内枠の馬で、グレイソヴリンの血を持つ馬に注目です。まずは、枠順発表を待ちましょう。

また、内、外の馬場の差が激しいことはあくまで推測です。馬場は生き物ですから、実際にコンディションを確認することも当然、重要です。出走馬の血統と系統は亀谷ホームページで、無料で確認できます。


◆プロフィール 亀谷敬正(かめたに・たかまさ)テレビ、専門誌などでカリスマ的人気の若手血統馬券師。HPはhttp://www.k-beam.com 推奨レース、期待値の高いデータ満載の出走表も配信中。コンビニのコピー機でも予想を配信(Eプリント 亀谷で検索)。