[亀谷敬正の競馬予想ブログ]亀谷敬正「プロフェッショナル血統塾」「グレーターロンドンの末脚炸裂」

東京新聞杯は、中距離適性が要求されて、末脚も生きるパターンが多いレースです。中距離の末脚勝負に強い種牡馬といえば、ディープインパクト。当レースは4年連続でディープインパクト産駒が連対。一昨年は1、2着しました。

なお、過去5年の東京新聞杯は、ディープ産駒が延べ14頭出走。前走上がり最速のパターンで出走した同産駒は3頭全てが連対しています。

ディープインパクトと同じ中長距離適性サンデー系も相性がいいレースです。過去5年で父Tサンデー系（亀谷HPで無料公開している出馬表で表示している馬）は11頭出走して、延べ4頭が馬券に。複勝回収率は142%です。

中距離指向の強い馬が走りやすいレースなので、中距離実績馬も走るレース。

去年の勝ち馬ブラックスピネルは芝1800メートルでオープン特別2勝。2着のプロディガルサンは芝1800メートル重賞で連対していて、2200メートル重賞でも3着の実績がある馬でした。

昨年、芝1800メートル以上でオープンを勝っているか重賞で連対した実績のあった馬は2頭しかいなかったのですが、その2頭で1、2着したわけです。

14年8番人気1着ホエールキャプチャ、16年5番人気1着スマートレイアーも芝1800メートル以上のオープンクラスで勝利実績を持つ馬でした。

また、過去5年で期待値が高いのは「前走芝1600メートル以外」の馬です。

前走1600メートル以外の重賞で一桁着順だった馬は、過去5年で複勝率46%、複勝回収率202%です。

昨年も該当馬3頭のうち、スマートレイアーが5番人気1着、マイネルアウラートが11番人気3着。

14年はホエールキャプチャが8番人気1着、クラレントが5番人気3着。

13年もクラレントが2番人気1着、ダイワマッジョーレが5番人気2着。

グレーターロンドンは父がディープインパクト。今回よりも距離が長い同競馬場の重賞、毎日王冠を上がり最速で3着の実績もある馬です。マイル戦ならスタミナ指向の末脚勝負が得意な馬で、例年の東京新聞杯の傾向に合うタイプです。

カデナも父がディープインパクト。芝2000メートルのオープン（弥生賞）の勝利実績馬。昨年の勝ち馬プロディガルサンもディープ産駒で、芝2000メートルのオープン特別を上がり最速で勝利した実績のある馬でした。

◆プロフィール 亀谷敬正（かめたに・たかまさ）テレビ、専門誌などでカリスマ的人気の若手血統馬券師。HPはhttp://www.k-beam.com 推奨レース、期待値の高いデータ満載の出走表も配信中。コンビニのコピー機でも予想を配信（Eプリント 亀谷で検索）。