[片山良三の競馬予想ブログ]武豊番、片山良三の栗東ナマ情報「レッドファルクスの中心不動」

[片山良三の競馬予想ブログ]武豊番、片山良三の栗東ナマ情報「レッドファルクスの中心不動」

2018/02/22

[片山良三の競馬予想ブログ]武豊番、片山良三の栗東ナマ情報「レッドファルクスの中心不動」

毎年のように1月に好成績がまとまる宮本厩舎だが、今年は2月に入っても確変が継続中。エース格のクリンチャーが京都記念で並みいるGⅠ馬をまとめて負かす殊勲の星を持ち帰り、2月13日時点で全国7位と頑張っている。

昨年の秋には「僕が何週間勝っていないか、知ってる?」と逆噴射を嘆く時期もあったが、今は間違いなく好循環に入っている。

この阪急杯に出走するニシノラッシュも、準オープンを勝ち上がっての重賞挑戦。それでも、新潟2歳S、京王杯2歳Sでともに3着という実績があり、格下感はない。

また、この馬の生産者、村上欽哉牧場は、日高の小規模な牧場だが、すでに6勝をあげて8位の成績。勝率20%という高率が光る。これも間違いなく確変状態だから、買う材料に事欠かない。

とはいえ、レッドファルクスのスプリント能力の高さを見くびるわけにはいかない。安田記念3着、マイルCS8着と、距離が1600メートルに延びた時に甘くなるのは否定できないが、1400メートルまでなら戦績に隙が見つからない。ここはGIIIだが、斤量規定は「GⅠ勝ち馬2キロ増」と、別定重量も有利。この相手に2キロ差なら、やはり中心は動かしがたいか。

モズアスコットは、阪神カップで格上馬相手に1番人気に支持されて、僅差の4着。悪い内容ではなく、引き続き警戒がいる。

カラクレナイは、シルクロードSで現場取材のトラックマンたちが勝手に沸いて、多くの専門紙で◎が並んだ。たいていはうまくいかないパターンで、ちょうど馬券にならない4着。

しかし、冷静に振り返ると、それなりに短距離の差し馬ぶりを示していた。1400メートルがちょうどいい可能性があるが、開幕週の馬場で後ろからの攻めが決まるかの疑問は残る。

ダイアナヘイローは、定年間近の福島調教師の最後の重賞出走。「夏馬なのかも」と言いながらも、武豊騎手がきちんとつきあうところが偉い。この馬は開幕の馬場が有利に働きそうで、マークがいる。