[亀谷敬正の競馬予想ブログ]亀谷敬正「プロフェッショナル血統塾」「芝千二重賞は『父ミスプロ系』」

[亀谷敬正の競馬予想ブログ]亀谷敬正「プロフェッショナル血統塾」「芝千二重賞は『父ミスプロ系』」

2018/03/22

[亀谷敬正の競馬予想ブログ]亀谷敬正「プロフェッショナル血統塾」「芝千二重賞は『父ミスプロ系』」

日本の芝中距離GⅠの主流系統といえば、ディープインパクトやハーツクライを擁するサンデーサイレンス系です。

しかし、芝1200メートル重賞では、父サンデー系を上回るパフォーマンスを示しているのがミスタープロスペクター系なのです。

16年以降の芝1200メートル重賞では、父ミスプロ系の勝ち星シェアは39%。一方サンデー系は23%。これは父ノーザンダンサー系の27%をも下回る成績です。昨年の芝GⅠレースでも高松宮記念は1〜3着が父ミスプロ系。そしてスプリンターズSも1〜3着を父ミスプロ系が独占しました。

父ミスプロ系の中でも、特に優秀なのがフォーティナイナー系です。昨年の高松宮記念、スプリンターズSは、いずれも1、3着がフォーティナイナー系。

また、先日行われた芝1200メートルのGⅢシルクロードSも1〜3着が全てフォーティナイナー系。このレースで父フォーティナイナー系は4頭のみでしたから、結果的には4頭ボックスで23万馬券を獲得できたことになります。

今年の高松宮記念は、昨年の同レースも1〜3着を独占したミスプロ系のセイウンコウセイ、レッツゴードンキ、レッドファルクスがそろって出走します。

高齢ながら父ミスプロ系で当レースに初出走するのがダンスディレクター。近親にダービー馬のウイニングチケット。左回りの芝1200メートルでゴール前に坂があるレイアウトは日本の競馬場では独特の舞台です。

よって、当コースは同舞台実績馬も特に走りやすいコース。ダンスディレクターは、当コースを2回走ってどちらも連対。なお、昨年3着したレッドファルクスも同コースを3回走って3着以内が3回です。

今年の出走想定メンバーで、当コースで複数回連対しているのはこの2頭のみ。どちらも父がミスプロ系。母系にサンデーサイレンスを持ち、近親に芝マイル以上のGIレース勝ち馬がいることも共通しています。

ただし、中京芝が超高速馬場になって先行有利で外差しが不利になる可能性もあります。ダンスディレクターもレッドファルクスも差し馬なので、差しが不利な馬場なら割引が必要。

もしそうなった場合は、「芝1200メートルは、父ミスプロ系がサンデー系以上に強い」ということだけを覚えておいて、今後のためにお役立てください(笑)。


◆プロフィール 亀谷敬正(かめたに・たかまさ)テレビ、専門誌などでカリスマ的人気の若手血統馬券師。HPはhttp://www.k-beam.com 推奨レース、期待値の高いデータ満載の出走表も配信中。コンビニのコピー機でも予想を配信(Eプリント 亀谷で検索)。