[伊吹雅也の競馬予想ブログ]伊吹雅也の6億円馬券研究所「実績上位のサトノダイヤモンド重視」

今週末4月1日のＷＩＮ２伏竜Ｓは好走馬の傾向が非常にわかりやすいオープン特別。14年以降の過去4年に限ると、中山か阪神、かつダ1400メートル以上のレースにおいて3着以内となった経験がない馬は〈0 0 0 19〉と苦戦しています。東京や京都、ローカル場のレースでしか好走していない馬は過信禁物です。

また、前走が中央場所のレースでなかった馬は〈0 0 0 12〉。中京の昇竜Ｓなどを経由してきた馬は評価を下げましょう。なお、前走の着順が9着以下だった馬、前走の4角を8番手以下で通過した馬も全て4着以下に敗れていました。

ＷＩＮ５の大阪杯は昨年からＧⅠに昇格したばかりですが、ＧⅡだった16年以前を含む13年以降の3着以内馬15頭中、実に13頭は前年、かつJRA、さらに2000メートル以上のＧⅠで5着以内となった経験がある馬。ウインブライトのように、大舞台で上位に食い込んだことがない馬は評価を下げるべきだと思います。

また、前年以降に中山か中京か阪神、かつ1800〜2200メートルの重賞で3着以内となった経験がない馬も13年以降〈0 0 1 28〉。距離適性やゴール前の直線に急坂があるコースへの適性も問われますから、シュヴァルグランらは苦戦する可能性が高そうです。

なお、前走の着順が7着以下だった馬は13年以降〈0 0 0 18〉。前走の出走頭数が15頭以下だった馬に限ると、前走4着以下の馬も〈0 0 0 13〉と上位争いに食い込めていません。

これらの条件を全てクリアしているのはアルアイン、サトノダイヤモンド、スワーヴリチャード、ダンビュライトの4頭。枠順やオッズしだいでは、ひねってもおもしろそうですが、基本的には実績上位のサトノダイヤモンドを重視すべきでしょう。

◆プロフィール 伊吹雅也（いぶき・まさや） 「JRAホームページ」「グリーンチャンネル」ほか、さまざまなメディアに活躍の場を広げている新進気鋭の競馬評論家。新刊「ウルトラ回収率 2018－2019（競馬王馬券攻略本シリーズ）」（ガイドワークス）が好評発売中。