[片山良三の競馬予想ブログ]武豊番、片山良三の栗東ナマ情報「ラッキーライラックが勝つ!」

[片山良三の競馬予想ブログ]武豊番、片山良三の栗東ナマ情報「ラッキーライラックが勝つ!」

2018/04/05

[片山良三の競馬予想ブログ]武豊番、片山良三の栗東ナマ情報「ラッキーライラックが勝つ!」

4戦4勝のラッキーライラックの「勝利をまとめる力」はかなりのものだ。

阪神ジュベナイルフィリーズで、リリーノーブルとの接戦を制して2歳女王の座に就いた内容もかなりのレベルの高さだったが、チューリップ賞では、そのリリーノーブルより前の位置につけて、悠々と突き放した。リリーノーブルはショックを受けて3着に敗退しており、両者の力関係はハッキリしてしまったと言うべきだろう。

ラッキーライラックの父は、破天荒で知られたオルフェーヴル。娘は正反対の優等生の競馬ができるのだから、血統とはわからないものだ。牡馬にもエポカドーロというクラシック候補を輩出しているオルフェーヴルなのに、種付け料は今年100万円下落しての500万円。優等生が生まれるのは大いに結構なのに、社台スタリオンはまだもの足りないという評価なのだろうか。

牡馬相手のシンザン記念ですごい勝ち方をしたアーモンドアイは、必ずと言っていいぐらい出遅れて、それでも桁違いの末脚で差してくる、むしろオルフェーヴルに似た雰囲気の馬。これが競馬巧者で鳴らしたロードカナロアの産駒なのだから、これもまた血統の不思議と言えるだろう。

恐らく単勝オッズはラッキーライラックが2倍で、アーモンドアイが5倍。3番人気以下は大きく離されたオッズとなるはずだが、結果もその1、2着となる可能性は、かなり高い。

どちらかが崩れるとするなら、それはやはりアーモンドアイのほうだろうか。手堅い騎乗をするイメージのルメールが鞍上だが、日経賞のキセキで見せた雑な騎乗が象徴するように、最近はたまにそういう運びも散見される。不利な直前の長距離輸送を強いられる関東馬というのも見逃せないマイナス材料だ。

割って入る候補にアンコールプリュを推奨。フィリーズレビューの2着惜敗はまさに展開のアヤというもので、あれで3連勝だったら、この馬が2番人気だったかもしれない、と考えればお買い得は明らか。大舞台に強いディープインパクト産駒というのも推しの材料だ。

マウレア、リバティハイツ、デルニエオールまでが押さえの候補で、基本的に大穴狙いは無理筋と見ている。