[亀谷敬正の競馬予想ブログ]亀谷敬正「プロフェッショナル血統塾」「ワグネリアンは血統もピッタリ」 ツイート 2018/04/12 競走馬は、これから走る距離を自覚していません。よって「近走の経験」を頼りに走ることになります。だから「近走出走距離の経験」を予想にも利用できるのです。 過去5年、皐月賞の勝ち馬は全て前走で芝1800メートルの重賞を経験していた馬です。出走比率は前走芝1800メートル組が4割程度。前走2000メートル以上を経験した馬のほうが出走比率が多いにもかかわらず、過去5年は前走芝1800メートル以下組が勝利。短い距離を経験している馬のほうが有利なのです。 昨年の勝ち馬アルアインは前走芝1800メートル。2着のペルシアンナイトは前走1600メートルでした。逆に不利だったのは、その後にダービーを勝つレイデオロ。皐月賞の前走は、芝2000メートルのスローペースで、それまでに1800メートル以下の勝利経験どころか、出走経験すらない馬でした。3番人気で9着に敗れたカデナも同様に前走は芝2000メートルのスローペース。2走前も2000メートルでした。 短い距離の経験が有利になるのは、皐月賞が「多頭数のスピード競馬」になるからです。 皐月賞を迎えるまでの2000メート以上戦線は、少頭数やスローペースの緩いレースになりやすい傾向。ところが、本番の皐月賞では多頭数で、ペースや決着タイムが速くなります。 勝ちタイムも17年が1分57秒8、16年も1分57秒9、15年が1分58秒2。それまでの2000メートル以上戦線に比べて、突然速い決着のレースになるため、「2000メートルばかりを経験」している馬は追走に戸惑い、凡走するのです。 昨年の皐月賞でレイデオロが凡走したのは、「スピード競馬の経験不足」による戸惑いです。 ワグネリアンは1800メートルのレースで連勝。スピード競馬の経験は十分です。祖母ブロードアピールはダート1200メートル重賞で優勝し、芝1200メートル重賞の勝利実績もあるスピード馬です。父は昨年の勝ち馬も出したディープインパクト。血統、戦歴ともに皐月賞にピッタリです。 グレイルは前走が初の1800メートルで、1番人気に推されましたが7着に凡走。前日にHPで公開した予想ではグレイルをまったく評価しませんでした。初の1800メートル戦で馬が戸惑うことが予想できたからです。前走は「能力以上の凡走」でしたし、「戸惑った経験」が今回は生きるでしょう。 ◆プロフィール 亀谷敬正(かめたに・たかまさ)テレビ、専門誌などでカリスマ的人気の若手血統馬券師。HPはhttp://www.k-beam.com 推奨レース、期待値の高いデータ満載の出走表も配信中。コンビニのコピー機でも予想を配信(Eプリント 亀谷で検索)。 タグ: 亀谷敬正,一攫千金穴馬ドリル,競馬,予想,ブログ,コラム エリア選択 北海道 青森 岩手 宮城 秋田 山形 福島 茨城 栃木 群馬 埼玉 千葉 東京 神奈川 新潟 富山 石川 福井 山梨 長野 岐阜 静岡 愛知 三重 滋賀 京都 大阪 兵庫 奈良 和歌山 鳥取 島根 岡山 広島 山口 徳島 香川 愛媛 高知 福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島 沖縄 韓国 [北海道] [東京都] [岡山県] [東京都] [福井県] [岐阜県] [東京都] [徳島県] [静岡県] [愛媛県]
競走馬は、これから走る距離を自覚していません。よって「近走の経験」を頼りに走ることになります。だから「近走出走距離の経験」を予想にも利用できるのです。
過去5年、皐月賞の勝ち馬は全て前走で芝1800メートルの重賞を経験していた馬です。出走比率は前走芝1800メートル組が4割程度。前走2000メートル以上を経験した馬のほうが出走比率が多いにもかかわらず、過去5年は前走芝1800メートル以下組が勝利。短い距離を経験している馬のほうが有利なのです。
昨年の勝ち馬アルアインは前走芝1800メートル。2着のペルシアンナイトは前走1600メートルでした。逆に不利だったのは、その後にダービーを勝つレイデオロ。皐月賞の前走は、芝2000メートルのスローペースで、それまでに1800メートル以下の勝利経験どころか、出走経験すらない馬でした。3番人気で9着に敗れたカデナも同様に前走は芝2000メートルのスローペース。2走前も2000メートルでした。
短い距離の経験が有利になるのは、皐月賞が「多頭数のスピード競馬」になるからです。
皐月賞を迎えるまでの2000メート以上戦線は、少頭数やスローペースの緩いレースになりやすい傾向。ところが、本番の皐月賞では多頭数で、ペースや決着タイムが速くなります。
勝ちタイムも17年が1分57秒8、16年も1分57秒9、15年が1分58秒2。それまでの2000メートル以上戦線に比べて、突然速い決着のレースになるため、「2000メートルばかりを経験」している馬は追走に戸惑い、凡走するのです。
昨年の皐月賞でレイデオロが凡走したのは、「スピード競馬の経験不足」による戸惑いです。
ワグネリアンは1800メートルのレースで連勝。スピード競馬の経験は十分です。祖母ブロードアピールはダート1200メートル重賞で優勝し、芝1200メートル重賞の勝利実績もあるスピード馬です。父は昨年の勝ち馬も出したディープインパクト。血統、戦歴ともに皐月賞にピッタリです。
グレイルは前走が初の1800メートルで、1番人気に推されましたが7着に凡走。前日にHPで公開した予想ではグレイルをまったく評価しませんでした。初の1800メートル戦で馬が戸惑うことが予想できたからです。前走は「能力以上の凡走」でしたし、「戸惑った経験」が今回は生きるでしょう。
◆プロフィール 亀谷敬正(かめたに・たかまさ)テレビ、専門誌などでカリスマ的人気の若手血統馬券師。HPはhttp://www.k-beam.com 推奨レース、期待値の高いデータ満載の出走表も配信中。コンビニのコピー機でも予想を配信(Eプリント 亀谷で検索)。