[亀谷敬正の競馬予想ブログ]亀谷敬正「プロフェッショナル血統塾」「NHKマイルCのダノンSは最適条件」

[亀谷敬正の競馬予想ブログ]亀谷敬正「プロフェッショナル血統塾」「NHKマイルCのダノンSは最適条件」

2018/04/26

[亀谷敬正の競馬予想ブログ]亀谷敬正「プロフェッショナル血統塾」「NHKマイルCのダノンSは最適条件」

NHKマイルCは20年近くフレンチデピュティの血を持つ馬が強いレース。

01年の同レースはフレンチデピュティ産駒のクロフネが1着。同種牡馬のグラスエイコウオーが13人気で2着しました。

そして、ここ数年はフレンチデピュティの孫が活躍中。昨年は、父系にフレンチデピュティを持つ唯一の馬アエロリットが優勝。16年は父系にフレンチデピュティを持つ馬は出走していませんでしたが、母父フレンチデピュティのレインボーラインが12人気ながら3着で穴馬券を演出。3年前の15年も父系にフレンチデピュティを持つクラリティスカイが1着するなど、3年連続でフレンチデピュティの孫が馬券になりました。

今年の出走予定馬ではパクスアメリカーナが父クロフネ。その父はフレンチデピュティで、同配合の姉ホエールキャプチャは桜花賞で2着。NHKマイルCと同じマイルGⅠヴィクトリアマイルを優勝しました。

フレンチデピュティはノーザンダンサー系種牡馬。芝のマイルGⅠでも複数の勝ち馬を出していますが、芝の1200メートルやダート適性も高い種牡馬。NHKマイルCは芝のリーディング種牡馬ディープインパクトのように芝中距離適性の高い種牡馬よりは、ダートや短距離適性の高い血統が走りやすいレースなのです。

そのNHKマイルCで今回、初登場となる新種牡馬ロードカナロアの産駒にも注目。ロードカナロアは現役時代に芝1200メートルのGⅠで活躍したため「スプリンター種牡馬」のイメージが強いですが、実は「高速マイル」を得意とする産駒が出やすいのです。

ロードカナロアが現役時代に芝マイルGⅠに出走したのは安田記念の1回のみでしたが、1分31秒5の高速タイムで優勝しました。同産駒で芝の勝利数が最も多いのは芝1600メートルの23勝。芝1200メートルは11勝。勝率も芝1200メートルの16%に対して芝1600メートルは20%。単勝回収率も芝1200メートルは67%ですが、芝1600メートルは165%です。

馬券を買う多くの人が気づいていない血統の特徴を利用するのは、儲けるには効果抜群。高速マイルの舞台ではロードカナロア産駒を積極的に狙いましょう。

今年出走予定のダノンスマッシュは父がロードカナロア。1分33秒を切るような超高速馬場のマイル戦は今回が初出走ですが、血統的には最適条件です。


◆プロフィール 亀谷敬正(かめたに・たかまさ)テレビ、専門誌などでカリスマ的人気の若手血統馬券師。HPはhttp://www.k-beam.com 推奨レース、期待値の高いデータ満載の出走表も配信中。コンビニのコピー機でも予想を配信(Eプリント 亀谷で検索)。