[亀谷敬正の競馬予想ブログ]亀谷敬正「プロフェッショナル血統塾」「新潟千直は「米国型」の馬を狙え」

[亀谷敬正の競馬予想ブログ]亀谷敬正「プロフェッショナル血統塾」「新潟千直は「米国型」の馬を狙え」

2018/05/17

[亀谷敬正の競馬予想ブログ]亀谷敬正「プロフェッショナル血統塾」「新潟千直は「米国型」の馬を狙え」

今週はグラビアページでオークスの展望を載せていますので、新潟のメインレース「韋駄天S」を取り上げます。個人的には、オークスよりも馬券を買うかもしれません(笑)

GⅠレースが行われるような芝のレースは、ディープインパクトの系統であるサンデーサイレンス系やキングカメハメハの父キングマンボ系の血を持つ馬ばかり。そして上位を独占してしまうレースがほとんど。

ところが新潟芝1000メートルのように、GⅠどころかクラシックレースのトライアル戦も行われない「特殊条件」は、特定のスペシャリスト血統を買うだけでも儲かります。

新潟芝1000メートルのレコードホルダーはカルストンライトオ。02年に記録したタイムは、いまだに更新されていません。同馬は、サンデーもキングマンボの血も持たない馬で、サラブレッドの3大祖先でもゴドルフィンアラビアンに属する超希少系統。ちなみに、サンデーサイレンスもキングカメハメハもダーレーアラビアン系。日本のサラブレッドの99%以上は、この系統に属します。

つまり、3大祖先の1%にも満たない超希少系統がレコードを20年近く保持し続けるのが新潟芝1000メートルなのです。
3大祖先という超大ざっぱなくくりの希少系統が強い条件ですから、ここは大ざっぱな血統のくくりで狙うだけでも儲かるのです。

亀谷HPで無料公開している血統出馬表(スマート出馬表)では、全ての血統を「米国」「欧州」「日本」の3タイプに分類しているのですが、新潟芝1000メートルは、サンデー系も属する主流血統「日本型」の成績が最も悪い条件。

対照的に、父か母父がカルストンライトオと同タイプでもある「米国型」の馬は高回収率。「父も母父も『非』日本型&父か母父米国型」で、極端に不利な1、2枠の馬を除くと、15年以降の単勝回収率は144%。複勝回収率は126%でプラス収支です。

オークスやダービーに出てくる血統と「縁遠い血統」を狙い続ければ儲かる条件。先日も駿風S(5月5日、新潟芝1000メートル)の予想を公開し、3連単531倍を的中。日曜メインの「NHKマイルC」のハズレ馬券は、観戦料にできるぐらい稼げました。

オークス観戦を楽しむ前に、新潟芝1000メートルで馬券の勝利を確定させたいものです。


◆プロフィール 亀谷敬正(かめたに・たかまさ)テレビ、専門誌などでカリスマ的人気の若手血統馬券師。HPはhttp://www.k-beam.com 推奨レース、期待値の高いデータ満載の出走表も配信中。コンビニのコピー機でも予想を配信(Eプリント 亀谷で検索)。