[伊吹雅也の競馬予想ブログ]伊吹雅也の6億円馬券研究所「『CBC賞』は5歳馬の安定感が抜群」

[伊吹雅也の競馬予想ブログ]伊吹雅也の6億円馬券研究所「『CBC賞』は5歳馬の安定感が抜群」

2018/06/28

[伊吹雅也の競馬予想ブログ]伊吹雅也の6億円馬券研究所「『CBC賞』は5歳馬の安定感が抜群」

今週から2回福島と3回中京が開幕し、本格的な「夏競馬」に突入します。

7月1日のWIN4CBC賞は、まず年齢に注目したい一戦。4歳以下だった馬は14年以降〈0 0 0 12〉、6歳以上だった馬は14年以降〈0 1 1 27〉と、それぞれ勝ち切れていません。

一方、5歳馬は〈4 3 3 13〉と安定感抜群。頭打ちになってきた高齢馬はもちろん、キャリアの浅い馬も負担重量が厳しく見積もられがちで、結果的に5歳勢が恵まれる印象です。

なお、馬番が1〜3番だった馬は14年以降〈0 0 0 12〉と好走例なし。また、前走が海外のレースだった馬を除く14年以降の3着以内馬11頭は、いずれも前走の4角を7番手以内で通過していました。

これらの傾向から強調できるのはダイメイプリンセス、ペイシャフェリシタ、ワンスインナムーンあたり。枠順しだいではありますが、実績やゴール前に急坂があるコースへの適性を考えると、ペイシャフェリシタやワンスインナムーンを重視すべきでしょう。

WIN5のラジオNIKKEI賞は、ハンデキャップ競走ということもあって好走馬の傾向が不明瞭なレース。ただ、前走との間隔が中1週以内だった馬は12年以降〈0 0 0 7〉、中9週以上だった馬は12年以降〈0 0 0 12〉ですから、臨戦過程に不安のある馬は評価を下げていいと思います。

また、前走の出走頭数が18頭だった馬を除くと、前走の4角を3番手以内で通過した馬も12年以降〈0 2 0 26〉と不振。先行馬は基本的に信頼できません。

今年も難しいメンバー構成になりそうですが、比較的信頼できそうなのはフランツ。ディープ産駒は12年以降〈3 0 0 4〉とまずまず堅実です。あとは実績上位のイェッツト、ロードアクシスあたりもマークしておくべきでしょう。


◆プロフィール 伊吹雅也(いぶき・まさや)
「JRAホームページ」「グリーンチャンネル」ほか、さまざまなメディアに活躍の場を広げている新進気鋭の競馬評論家。新刊「コース別 本当に儲かる血統大全 2018-2019」(ガイドワークス)が好評発売中。