[片山良三の競馬予想ブログ]武豊番、片山良三の栗東ナマ情報「ナイトオブナイツを頭から狙う」 ツイート 2018/07/12 関東地方の梅雨明けが7月を待たなかったのは史上初めて。ただでさえ暑い福島、中京の競馬は、初日から炎暑の中で行われることになった。 私たちが実感しているように、夏の訪れはどんどん前倒しされている。暑さランキングで間違いなく上位に入ってくる名古屋と福島で7月の競馬を開催するプランは、根本的に見直す時期にきているような気がするのだが。 その点、函館は安定の涼しさで競馬を迎えてくれている。北海道の中でも、晴れる日が特に少ない地域で、名物の夜景も雲に隠れて見えない日もあるが、涼しさを期待した観光客を裏切ることはめったにない。 わずか6週間の函館開催のラス前を彩るのが函館記念だ。いかにもGⅢというメンバーで、しかもハンデ戦。軸馬候補が五指に余る難解なレースだが、酷暑の中での競馬ではないので、どの馬もそれなりのコンディション。「なんでこんなに走らなかったの?」という競馬にはならないのがありがたい。出てきた馬はみんないい状態、という前提で予想を組み立てられるのは北海道だからこそだ。 人気になるのはスズカデヴィアスか。近況の充実ぶりと走破タイムの速さが、7歳にして力をつけてきていることを証明している。 ただし、ここは洋芝の函館。重馬場とはいえ、巴賞(芝1800メートル)の決着が1分49秒9もかかるのが最大の特徴なのだ。速い時計自慢はほどほどに。しかも、新潟大賞典勝ちの直後なのでハンデも背負う。押さえ程度にしておこう。 トリコロールブルーも人気の双璧。鳴尾記念3着はハンデに影響しないと読めば、スズカデヴィアスより斤量面で優位に立てる。巴賞2着のアストラエンブレムがここを回避した理由が、馬主(シルクレーシング)の都合と聞けば、トリコロールブルーとブラックバゴに勝負気配が浮かび上がるというものだ。 しかし、頭から買うのはナイトオブナイツ(池添兼厩舎)。ハービンジャー産駒の洋芝適性は定評があるが、この馬はまさにそれ。直前に降雨があれば、信頼度はさらに増す。 池添兼厩舎は、逃げるヤマカツライデンも函館巧者。上位独占もありえるか。 タグ: 片山良三,栗東ナマ情報,競馬,予想,ブログ,コラム エリア選択 北海道 青森 岩手 宮城 秋田 山形 福島 茨城 栃木 群馬 埼玉 千葉 東京 神奈川 新潟 富山 石川 福井 山梨 長野 岐阜 静岡 愛知 三重 滋賀 京都 大阪 兵庫 奈良 和歌山 鳥取 島根 岡山 広島 山口 徳島 香川 愛媛 高知 福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島 沖縄 韓国 [韓国] [静岡県] [東京都] [沖縄県] [北海道] [愛媛県] [宮城県] [北海道] [三重県] [長野県]
関東地方の梅雨明けが7月を待たなかったのは史上初めて。ただでさえ暑い福島、中京の競馬は、初日から炎暑の中で行われることになった。
私たちが実感しているように、夏の訪れはどんどん前倒しされている。暑さランキングで間違いなく上位に入ってくる名古屋と福島で7月の競馬を開催するプランは、根本的に見直す時期にきているような気がするのだが。
その点、函館は安定の涼しさで競馬を迎えてくれている。北海道の中でも、晴れる日が特に少ない地域で、名物の夜景も雲に隠れて見えない日もあるが、涼しさを期待した観光客を裏切ることはめったにない。
わずか6週間の函館開催のラス前を彩るのが函館記念だ。いかにもGⅢというメンバーで、しかもハンデ戦。軸馬候補が五指に余る難解なレースだが、酷暑の中での競馬ではないので、どの馬もそれなりのコンディション。「なんでこんなに走らなかったの?」という競馬にはならないのがありがたい。出てきた馬はみんないい状態、という前提で予想を組み立てられるのは北海道だからこそだ。
人気になるのはスズカデヴィアスか。近況の充実ぶりと走破タイムの速さが、7歳にして力をつけてきていることを証明している。
ただし、ここは洋芝の函館。重馬場とはいえ、巴賞(芝1800メートル)の決着が1分49秒9もかかるのが最大の特徴なのだ。速い時計自慢はほどほどに。しかも、新潟大賞典勝ちの直後なのでハンデも背負う。押さえ程度にしておこう。
トリコロールブルーも人気の双璧。鳴尾記念3着はハンデに影響しないと読めば、スズカデヴィアスより斤量面で優位に立てる。巴賞2着のアストラエンブレムがここを回避した理由が、馬主(シルクレーシング)の都合と聞けば、トリコロールブルーとブラックバゴに勝負気配が浮かび上がるというものだ。
しかし、頭から買うのはナイトオブナイツ(池添兼厩舎)。ハービンジャー産駒の洋芝適性は定評があるが、この馬はまさにそれ。直前に降雨があれば、信頼度はさらに増す。
池添兼厩舎は、逃げるヤマカツライデンも函館巧者。上位独占もありえるか。