兵庫県の最東部に位置し、大阪と隣接する尼崎。そういった地理から大阪のベッドタウンと思われがちだが、尼崎は独自都市圏でありベッドタウン的な要素は少ない。
市内の鉄道状況は、JR西日本の東海道本線、福知山線、東西線、阪急電鉄の神戸本線、伊丹線、阪神電気鉄道の本線、阪神なんば線と、乗り入れが多く、どの方面にもアクセスがしやすい。
尼崎駅前は栄えており、駅と直結した再開発ショッピングモール「あまがさきキューズモール(ココエから改名)」には、137の専門店のほか、シネマコンプレックス「MOVIXあまがさき」や「阪神百貨店」などが入る。この近辺は「あまがさき緑遊新都心地区」として、再開発が著しい。
観光なら「尼崎城」跡地周辺の散策がオススメだ。特に尼崎は、「尼崎城」の城下町だっただけに周辺市より歴史が古く、多くの寺院が残っているのだ。「寺町」ではそんな街並みが見られる。狭い範囲に11の寺があり、美しい景観が保たれている。
また尼崎といえば計2kmに及ぶ大規模なアーケード商店街「尼崎中央・三和・出屋敷商店街」は外せない。歩くだけで尼崎の街の活気を感じることが出来る。一時はシャッター街の危機に陥ったが、町をあげて再生に挑み、復活している。
その商店街のひとつである「神田新道商店街」には、ピンサロなどの風俗店が軒を連ねる歓楽街である。関西のいかがわしさを凝縮したようなこの地で、一度は遊んでみたい。