三条の風活プラン

三条エリアのタウン情報三条エリアのタウン情報

新潟県のほぼ中央にある内陸の街、三条。古くから包丁などの金物業が盛んで、現在もその技術は脈々と受け継がれている。17世紀初頭に江戸から和釘の鍛冶職人を招いたことで鍛冶が浸透。鍛冶が盛んになると、その後の18世紀後半、それまで地元のみで商売をしていたが、地元外への売り歩く金物商人が登場。金物問屋と鍛冶屋の相乗効果で、三条の街での金物業を不動のものとしていった。
観光なら「越後長野温泉」がいいだろう。温泉宿は「嵐渓荘」1軒のみだが、周辺が充実しているのだ。見応えたっぷりの荘厳な渓谷「八木ヶ鼻」や、自然豊かな笠堀地区にある笠堀ダム。国の特別天然記念物に指定されている「ニホンカモシカ」の生息地である。
名物はまずは「燕三条系ラーメン」だ。うどんほどの極太麺が特徴のラーメンで、麺が見えないほど背脂を振る。こってり好き&ガッツリ好きにはたまらないだろう。ラーメンはもうひとつ、「カレーラーメン」がある。こちらは70年の歴史があるとされる、カレー仕立てのスープが特徴のラーメンで、町おこしにも一役かっている。
歓楽街は「本寺小路」で、戦前は遊郭「旧三条町遊郭」として賑わい、戦後は赤線地帯へ、そして現在はキャバクラやスナックがひしめく繁華街となっている。いまでも置屋の面影を残す住宅がいくつかあり、遊郭跡地にお馴染みのお稲荷様もある。