大阪市天王寺区にある、地下鉄千日前線・谷町線の「谷町九丁目駅」周辺と、千日前通と谷町筋が交差する「谷町9交差点」周辺を指し、通称「谷九」と呼ばれている。
駅の南側は大阪随一のラブホテルのメッカで、それとともに風俗街としても発展した。「谷九」と言えばイコール風俗と捉えられると言っても過言ではない。デリヘルやホテヘル、オナクラやSMクラブ、エステとジャンルは幅広く、遊びたい放題。そして高級店が多いことも特徴で、風俗嬢のレベルの高さは近隣エリアの中でも高く、高級店にもかかわらずリピーターが続出している。
ピンク街としての顔ばかりが目立つ谷九だが、周辺には寺院や神社が多いことが特徴。
特に大きい神社は「生國魂神社」で、「難波大社」とも呼ばれている。7月には「大阪三大夏祭」のひとつとされている「生玉夏祭」が行われる。本格的な夏の始まりを告げる祭として知られ、地元民に愛されている。
他には「希学園」や「駿台予備校」、「河合塾」、「明光義塾」などの学習塾が集まるという特徴も。
ちなみに、芸能人や力士ひいき客や後援するファン、すなわちスポンサー的存在を示す「タニマチ」という言葉は、この「谷町」が語源となっている。理由は、この地で開業していた医者が相撲ファンで、力士が診察に訪れた際、タダで治療したことからきているという。他にも、この地の呉服問屋の主人が相撲ファンで、力士を支援していたから、という説もある。