[片山良三の競馬予想ブログ]武豊番、片山良三の栗東ナマ情報「ヤマカツエースの下克上ある」 ツイート 2016/02/11 JRAの調教師の定年は満70歳。究極の技術職に定年制はそぐわないという意見は相変わらず残っているが、決まりごとは決まりごとだ。今年も2月末で惜しまれながら去って行く調教師がいる。松田博資、橋口弘次郎、武田博の3氏。どなたも一時代を築いた名調教師ばかりだ。 この京都記念には、橋口調教師がワンアンドオンリーを出走させ、松田博調教師がレーヴミストラルを出してくる予定(もしかしたらアルバートドックと2頭出しかも)。“勝負がかり”という意味ではどの馬、どの調教師よりも重いわけで、2月中はこの3厩舎の動向から注意を怠るわけにいかない。 勝負といえば、サトノクラウンの陣営もここを巻き返しの足がかりとする意欲を隠そうとしていない。クラシックの最有力候補と言われながら無冠に終わったのが昨年だが、今年こそはまとめて借りを返したいところ。 主戦のルメール騎手が共同通信杯に騎乗する(シルバーステートの予定が、故障でメートルダールに切り替わった)ことがわかった時点でミルコ・デムーロ騎手をガッチリ確保。この手際のよさでかなりのアドバンテージを握ったことは間違いない。天皇賞(秋)大敗の原因がハッキリしていないが、弥生賞の時点では世代トップと思わせた素質馬。簡単に見捨てられるはずがない。 3歳春の時点ではサトノクラウンの足もとにも及ばなかったヤマカツエースだが、夏を境にグイグイ力をつけて並んできた。福島記念も強かったが、中山金杯はさらなる強さ。初の一線級相手でも格下と決めつけられない。下克上があるかも。 タッチングスピーチもルメールの手綱で素質開花した馬だが、今回は浜中騎手で牡馬に挑戦。切れ味勝負なら出番もありそう。 トーセンレーヴも不気味な存在。いかにも格下感がある有馬記念挑戦だったが、コンマ3秒差6着なら上々の成果。明けて8歳になったが、今が旬なのかもしれない。 馬券的な魅力を考えれば、ここはヤマカツエースを本命に抜擢。レーヴミストラルの前走の強さも高く評価できるもので、この馬を対抗に。 共同通信杯は武豊騎手がホレ込むスマートオーディンと、前走があまりにも鮮やかだったハートレーの一騎打ち。 タグ: 片山良三,栗東ナマ情報,競馬,予想,ブログ,コラム,2016 エリア選択 北海道 青森 岩手 宮城 秋田 山形 福島 茨城 栃木 群馬 埼玉 千葉 東京 神奈川 新潟 富山 石川 福井 山梨 長野 岐阜 静岡 愛知 三重 滋賀 京都 大阪 兵庫 奈良 和歌山 鳥取 島根 岡山 広島 山口 徳島 香川 愛媛 高知 福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島 沖縄 韓国 [宮城県] [茨城県] [石川県] [熊本県] [東京都] [岡山県] [熊本県] [静岡県] [東京都] [東京都]
JRAの調教師の定年は満70歳。究極の技術職に定年制はそぐわないという意見は相変わらず残っているが、決まりごとは決まりごとだ。今年も2月末で惜しまれながら去って行く調教師がいる。松田博資、橋口弘次郎、武田博の3氏。どなたも一時代を築いた名調教師ばかりだ。
この京都記念には、橋口調教師がワンアンドオンリーを出走させ、松田博調教師がレーヴミストラルを出してくる予定(もしかしたらアルバートドックと2頭出しかも)。“勝負がかり”という意味ではどの馬、どの調教師よりも重いわけで、2月中はこの3厩舎の動向から注意を怠るわけにいかない。
勝負といえば、サトノクラウンの陣営もここを巻き返しの足がかりとする意欲を隠そうとしていない。クラシックの最有力候補と言われながら無冠に終わったのが昨年だが、今年こそはまとめて借りを返したいところ。
主戦のルメール騎手が共同通信杯に騎乗する(シルバーステートの予定が、故障でメートルダールに切り替わった)ことがわかった時点でミルコ・デムーロ騎手をガッチリ確保。この手際のよさでかなりのアドバンテージを握ったことは間違いない。天皇賞(秋)大敗の原因がハッキリしていないが、弥生賞の時点では世代トップと思わせた素質馬。簡単に見捨てられるはずがない。
3歳春の時点ではサトノクラウンの足もとにも及ばなかったヤマカツエースだが、夏を境にグイグイ力をつけて並んできた。福島記念も強かったが、中山金杯はさらなる強さ。初の一線級相手でも格下と決めつけられない。下克上があるかも。
タッチングスピーチもルメールの手綱で素質開花した馬だが、今回は浜中騎手で牡馬に挑戦。切れ味勝負なら出番もありそう。
トーセンレーヴも不気味な存在。いかにも格下感がある有馬記念挑戦だったが、コンマ3秒差6着なら上々の成果。明けて8歳になったが、今が旬なのかもしれない。
馬券的な魅力を考えれば、ここはヤマカツエースを本命に抜擢。レーヴミストラルの前走の強さも高く評価できるもので、この馬を対抗に。
共同通信杯は武豊騎手がホレ込むスマートオーディンと、前走があまりにも鮮やかだったハートレーの一騎打ち。