[片山良三の競馬予想ブログ]武豊番、片山良三の栗東ナマ情報「ここはシュウジの2着探し」

競馬関係者の結婚式は月曜日が定番。全休日がその曜日しかないからで、お相手の親族はそれだけでめんくらうらしい。「大安にこだわったわけでもなさそうなのに、なぜ平日？」と感じるのは、きわめて正常な感覚だろう。

弔事も月曜絡みが多い。月曜が通夜で火曜が告別式というのが定番。友引にこだわらなければ、かなりの確率でそこに収まる。この暑い夏は不幸ごとが多く、筆者は3週連続で喪服に袖を通した。

8月12日に急逝された武邦彦先生の葬儀は、14日日曜日に通夜、15日月曜日に告別式が執り行われた。16日が友引だったことを考慮されたのだろう。

競馬の開催が各地に分散されているお盆の真っただ中の日曜のお通夜だったが、それでも400人近い参列。月曜の告別式はそれ以上の数の人々が集まって最後の別れを惜しんだ。まさに、先生の人徳。さすがの武豊騎手も、涙をこらえることができなかった。あらためまして、先生のご冥福をお祈り申し上げます。

今週は小倉で重賞の開催がなく、札幌のキーンランドカップが注目の鞍。今年も旋風を巻き起こしているブラジル出身のジョアン・モレイラ騎手の札幌での騎乗も3週目で、来週は香港に帰ってしまう。常に人気になるだけに馬券の妙味はそれほどないが、シンプルに勝ちにいく騎乗を目に焼きつけておきたい。

ここは岩田から乗り替わってのシュウジ騎乗。きっと、難しいことなど一切せずに、サッと勝つのだろうと思っている。相手探しに専念できるレースだ。

2番人気ソルヴェイグ、3番人気レッツゴードンキという並びになると予想するが、狙い目は人気にならないタイプのアクティブミノル。高松宮記念4着はややフロックの気配もあったが、3カ月の休みを挟んだ函館スプリントＳも立派な内容の4着。ひと叩きで動きにキレが出てくる計算を立てれば、シュウジの2着はこの馬が最有力候補。

ホッコーサラスターは、馬主さんが地元。函館の連勝は決め手と勝負強さが光っており、展開が乱れればまたまた台頭の可能性も。