[水戸正晴の競馬予想ブログ]サンスポ、水戸正晴の万券を生む血統論「体調万全ワイズリー好走必至」 ツイート 2013/09/05 今週から中央に場所を移し、秋競馬が開幕する。中山の「京成杯AH」は、8年連続で1番人気が馬券圏外に敗れている荒れる重賞。ハンデ、枠順も注目だ。一方、「セントウルS」は、GI4連勝中のロードカナロアが登場。 中央場所に戻っての重賞第1弾・京成杯オータムハンデキャップ。よく荒れるレースで知られる。データから導き出される結論は、2番人気馬を軸に連(ヒモ)は人気薄へ流せということになろうか。過去10年に限って言えば、1番人気は1頭たりとも勝ってはいない。それでいて2番人気は半数の5勝をあげている。 では軽ハンデ馬を主軸に置けばいいかというと、そうでもない。これも過去10年、斤量55キロ以上背負った馬は半数の10頭が連対を果たしている(ちなみに57キロ以上が7頭)。軽ハンデ馬に目が行きがちになるが、実績ある力量馬を軽視してはいけないということだ。 さらにデータをひもとくと、54キロ前後のハンデ馬がよく連対を果たしている。このへんが馬券のポイントだろうか。 穴党としては、勝つだろうという主軸馬を推奨するのではなく、連対を果たしそうな伏兵馬をあぶり出してみたい。 イチオシしたいのは、ドリームバスケットである。恐らくハンデは54キロ。ことハンデ面で言えば、前述したデータにかなっているだろう。昨年もこのレースに挑戦、10着に敗れている。その際のハンデは55キロ。その後、これまでパッとしなかったのだからハンデは明らかに軽くなるはずだ。 昨年の京成杯AHを振り返ってみよう。調教などは悪くなかったが、パドックで落ち着きを欠いていたのが思い出される。福島─新潟と夏場に厳しい競馬を強いられた、その疲れが出ていたのではないだろうか。 それと外枠(16頭立ての15番枠)に入ったのがいけなかった。周知のとおり、中山のマイル戦はスタートして加速がつくところで急に折れる最初のコーナーがある。他馬に寄られたり振られたりの不利を被りやすく、コースロスを強いられるからだ。10着敗退は、やむをえない結果。参考外にしていい。 陣営もそのへんは百も承知。昨年と違って前走の福島テレビオープンのあとは、ここ1本に照準をしぼってじっくりと仕上げてきた。そのかいあって、落ち着き払って好気配を誇っている。1週前の追い切りも実にキビキビしていた。ならば好結果を期待していいのではないか。 別表の馬柱を見てもわかるとおり、今回はフルゲート(16頭)になりそうもない。たとえ、また外枠を引いたとしてもスムーズなレース運びができるのではないだろうか。 あとは展開も味方しそうだ。ルナがハナを奪ってミッキードリーム、テイエムオオタカ(セントウルSとW登録。出否はハンデしだい)が、これに続く。その後ろ、好位で立ち回れる中に、このドリームバスケットもいる。流れに乗ってマイペースで運べれば、昨年のようなレコード決着になっても十分対応できる馬ということも付け加えておこう。近親にゴールデンフェザント(GIジャパンC)がいる良血。晴雨にかかわらず大きく狙ってみたい。 あとはワイズリー、モグモグパクパクが狙っておもしろい。 前者は、これも恐らく54キロのハンデ。前走・関屋記念は見せ場たっぷりのレースだった。間隔を置いて使ってきており、体調は万全。好走必至だ。 後者は、久々の前走・朱鷺Sで僅差の3着。使われて良化。軽ハンデ(51~52キロ)での大駆けがあっていい。 セントウルSは、マイネルエテルネルに期待だ。前走はイレ込み気味で、本来の姿になかった。もまれてスムーズな競馬ができなかったうえに、内にモタれる場面も。でいながら勝ち馬とはコンマ4秒差。この中間は順調で、再び得意距離の競馬。良馬場なら巻き返しがあっていい。 タグ: セントウルS,京成杯AH,水戸正晴,競馬,週刊アサヒ芸能 2013年 9/12号 エリア選択 北海道 青森 岩手 宮城 秋田 山形 福島 茨城 栃木 群馬 埼玉 千葉 東京 神奈川 新潟 富山 石川 福井 山梨 長野 岐阜 静岡 愛知 三重 滋賀 京都 大阪 兵庫 奈良 和歌山 鳥取 島根 岡山 広島 山口 徳島 香川 愛媛 高知 福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島 沖縄 韓国 [山梨県] [北海道] [愛媛県] [香川県] [北海道] [長野県] [熊本県] [静岡県] [熊本県] [東京都]
今週から中央に場所を移し、秋競馬が開幕する。中山の「京成杯AH」は、8年連続で1番人気が馬券圏外に敗れている荒れる重賞。ハンデ、枠順も注目だ。一方、「セントウルS」は、GI4連勝中のロードカナロアが登場。
中央場所に戻っての重賞第1弾・京成杯オータムハンデキャップ。よく荒れるレースで知られる。データから導き出される結論は、2番人気馬を軸に連(ヒモ)は人気薄へ流せということになろうか。過去10年に限って言えば、1番人気は1頭たりとも勝ってはいない。それでいて2番人気は半数の5勝をあげている。
では軽ハンデ馬を主軸に置けばいいかというと、そうでもない。これも過去10年、斤量55キロ以上背負った馬は半数の10頭が連対を果たしている(ちなみに57キロ以上が7頭)。軽ハンデ馬に目が行きがちになるが、実績ある力量馬を軽視してはいけないということだ。
さらにデータをひもとくと、54キロ前後のハンデ馬がよく連対を果たしている。このへんが馬券のポイントだろうか。
穴党としては、勝つだろうという主軸馬を推奨するのではなく、連対を果たしそうな伏兵馬をあぶり出してみたい。
イチオシしたいのは、ドリームバスケットである。恐らくハンデは54キロ。ことハンデ面で言えば、前述したデータにかなっているだろう。昨年もこのレースに挑戦、10着に敗れている。その際のハンデは55キロ。その後、これまでパッとしなかったのだからハンデは明らかに軽くなるはずだ。
昨年の京成杯AHを振り返ってみよう。調教などは悪くなかったが、パドックで落ち着きを欠いていたのが思い出される。福島─新潟と夏場に厳しい競馬を強いられた、その疲れが出ていたのではないだろうか。
それと外枠(16頭立ての15番枠)に入ったのがいけなかった。周知のとおり、中山のマイル戦はスタートして加速がつくところで急に折れる最初のコーナーがある。他馬に寄られたり振られたりの不利を被りやすく、コースロスを強いられるからだ。10着敗退は、やむをえない結果。参考外にしていい。
陣営もそのへんは百も承知。昨年と違って前走の福島テレビオープンのあとは、ここ1本に照準をしぼってじっくりと仕上げてきた。そのかいあって、落ち着き払って好気配を誇っている。1週前の追い切りも実にキビキビしていた。ならば好結果を期待していいのではないか。
別表の馬柱を見てもわかるとおり、今回はフルゲート(16頭)になりそうもない。たとえ、また外枠を引いたとしてもスムーズなレース運びができるのではないだろうか。
あとは展開も味方しそうだ。ルナがハナを奪ってミッキードリーム、テイエムオオタカ(セントウルSとW登録。出否はハンデしだい)が、これに続く。その後ろ、好位で立ち回れる中に、このドリームバスケットもいる。流れに乗ってマイペースで運べれば、昨年のようなレコード決着になっても十分対応できる馬ということも付け加えておこう。近親にゴールデンフェザント(GIジャパンC)がいる良血。晴雨にかかわらず大きく狙ってみたい。
あとはワイズリー、モグモグパクパクが狙っておもしろい。
前者は、これも恐らく54キロのハンデ。前走・関屋記念は見せ場たっぷりのレースだった。間隔を置いて使ってきており、体調は万全。好走必至だ。
後者は、久々の前走・朱鷺Sで僅差の3着。使われて良化。軽ハンデ(51~52キロ)での大駆けがあっていい。
セントウルSは、マイネルエテルネルに期待だ。前走はイレ込み気味で、本来の姿になかった。もまれてスムーズな競馬ができなかったうえに、内にモタれる場面も。でいながら勝ち馬とはコンマ4秒差。この中間は順調で、再び得意距離の競馬。良馬場なら巻き返しがあっていい。