広末涼子 「直木賞作家作品」映画で初のフルヌードか?(1) ツイート 2014/01/07 これまで映画ではベッドシーンの経験はあるものの、広末涼子は「肝心の部分」の露出を避けてきた。しかし三十路半ばにさしかからんとする今こそアイドルっぽさから脱却し、一歩踏み出そうとしたのだろう。人妻女優としての色香を全開にする問題作に、出演を決断していたのである。 ここに〈「恋七夜」製作準備委員会〉と題された、A4用紙14ページからなる映画の企画書がある。製作費の出資者を募るスポンサー向けのものだ。 この企画が持ち上がったきっかけは、13年1月に作家の安部龍太郎氏(58)が「等伯」で直木賞を受賞したことにある。安部氏といえば、時代小説ファンの間ではつとに知られた存在。直木賞作家となったのを機に、安部氏はこの作品を映画化できないかと考えた。が、安土桃山時代の絵師・長谷川等伯を描いた歴史小説だけに素材としては地味。そこで安部氏は、過去の自作品で最も映画化にふさわしい「恋七夜」を選定し、旧知の映像プロデューサーに相談。まずは「恋七夜」で成功して世間の耳目を集め、その勢いで「等伯」も映画化を‥‥との目論見があったという。 そして春には製作準備委員会が発足。企画書には「脚本・十川雅志、監督・福原進」と書かれている。この準備委員会関係者が明かす。 「脚本はすぐに出来上がりました。13年11月にクランクインし、公開は14年秋。同時にモントリオール世界映画祭に出品する、との目標で、スポンサー募集にかかりました。リゾート開発会社やパチンコ産業大手など、さまざまな分野の企業に出資を持ちかけ、同時に映画ファンドでも資金調達をしようと」 主演女優候補として白羽の矢が立てられたのは、柴咲コウ(32)と広末涼子(33)。5月に作られた製作準備委員会の企画書にも2人の写真とプロフィールがあり、この時点では〈現在、交渉依頼中〉となっている。製作準備委員会関係者が続ける。 「ところが問題が発生した。まず大手配給会社に話を持ち込んだら『それならウチが抱えている監督と脚本家を使う』と断られたんです。そのうち、柴咲から断りの連絡が。やはり激しい濡れ場があるからでしょう」 スポンサー集めも首尾よくは進まず、 「映画ファンドにしても、かつては松竹やシネカノンなどの大手も手がけていましたが今はもう廃れ、有名無実化していますしね」(映画ライター・若月祐二氏) ここで光明が見えてくる。柴咲と並んで出演オファーしていた広末からOKの返事が来たのだ。 「広末サイドには脚本を渡し、濃厚な濡れ場があることも知っている。この作品を映画化するからには、全裸シーンでないと売れません。乳首を出すのも当然。そうでないとリアルさが出ないし、不自然なシーンになってしまいます」(前出・製作準備委員会関係者) この映画化プランが進行中の7月には、広末が女優としての幅を広げ清純派からの脱皮を図るべく、「必然性があれば脱ぎますよ」と売り込みをかけている、との一部報道もあっただけに広末の決断もうなずける。 また、モントリオール世界映画祭といえば、本木雅弘と共演した「おくりびと」(08年)で、最優秀作品賞を受賞した縁もあるのだ。 そこでプロデューサーは、別の配給会社に打診。すると「監督と脚本家を代えればすぐにでもスポンサーを用意して映画は成立させる」との返事だった。 「主演女優は超メジャーですが、監督と脚本家の実績と知名度に難色を示したのです。プロデューサーは『これは作家の意向。監督、脚本家と作品はセットです』と説得したそうですが‥‥」(映画配給関係者) 資金と配給先確保の作業を続けつつ、広末の「出番」を待つことになった。 タグ: おくりびと,十川雅志,安部龍太郎,広末涼子,恋七夜,本木雅弘,柴咲コウ,福原進,週刊アサヒ芸能 2014年 1/2・9合併号 エリア選択 北海道 青森 岩手 宮城 秋田 山形 福島 茨城 栃木 群馬 埼玉 千葉 東京 神奈川 新潟 富山 石川 福井 山梨 長野 岐阜 静岡 愛知 三重 滋賀 京都 大阪 兵庫 奈良 和歌山 鳥取 島根 岡山 広島 山口 徳島 香川 愛媛 高知 福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島 沖縄 韓国 [北海道] [山形県] [奈良県] [山口県] [沖縄県] [北海道] [栃木県] [香川県] [香川県] [静岡県]
これまで映画ではベッドシーンの経験はあるものの、広末涼子は「肝心の部分」の露出を避けてきた。しかし三十路半ばにさしかからんとする今こそアイドルっぽさから脱却し、一歩踏み出そうとしたのだろう。人妻女優としての色香を全開にする問題作に、出演を決断していたのである。
ここに〈「恋七夜」製作準備委員会〉と題された、A4用紙14ページからなる映画の企画書がある。製作費の出資者を募るスポンサー向けのものだ。
この企画が持ち上がったきっかけは、13年1月に作家の安部龍太郎氏(58)が「等伯」で直木賞を受賞したことにある。安部氏といえば、時代小説ファンの間ではつとに知られた存在。直木賞作家となったのを機に、安部氏はこの作品を映画化できないかと考えた。が、安土桃山時代の絵師・長谷川等伯を描いた歴史小説だけに素材としては地味。そこで安部氏は、過去の自作品で最も映画化にふさわしい「恋七夜」を選定し、旧知の映像プロデューサーに相談。まずは「恋七夜」で成功して世間の耳目を集め、その勢いで「等伯」も映画化を‥‥との目論見があったという。
そして春には製作準備委員会が発足。企画書には「脚本・十川雅志、監督・福原進」と書かれている。この準備委員会関係者が明かす。
「脚本はすぐに出来上がりました。13年11月にクランクインし、公開は14年秋。同時にモントリオール世界映画祭に出品する、との目標で、スポンサー募集にかかりました。リゾート開発会社やパチンコ産業大手など、さまざまな分野の企業に出資を持ちかけ、同時に映画ファンドでも資金調達をしようと」
主演女優候補として白羽の矢が立てられたのは、柴咲コウ(32)と広末涼子(33)。5月に作られた製作準備委員会の企画書にも2人の写真とプロフィールがあり、この時点では〈現在、交渉依頼中〉となっている。製作準備委員会関係者が続ける。
「ところが問題が発生した。まず大手配給会社に話を持ち込んだら『それならウチが抱えている監督と脚本家を使う』と断られたんです。そのうち、柴咲から断りの連絡が。やはり激しい濡れ場があるからでしょう」
スポンサー集めも首尾よくは進まず、
「映画ファンドにしても、かつては松竹やシネカノンなどの大手も手がけていましたが今はもう廃れ、有名無実化していますしね」(映画ライター・若月祐二氏)
ここで光明が見えてくる。柴咲と並んで出演オファーしていた広末からOKの返事が来たのだ。
「広末サイドには脚本を渡し、濃厚な濡れ場があることも知っている。この作品を映画化するからには、全裸シーンでないと売れません。乳首を出すのも当然。そうでないとリアルさが出ないし、不自然なシーンになってしまいます」(前出・製作準備委員会関係者)
この映画化プランが進行中の7月には、広末が女優としての幅を広げ清純派からの脱皮を図るべく、「必然性があれば脱ぎますよ」と売り込みをかけている、との一部報道もあっただけに広末の決断もうなずける。
また、モントリオール世界映画祭といえば、本木雅弘と共演した「おくりびと」(08年)で、最優秀作品賞を受賞した縁もあるのだ。
そこでプロデューサーは、別の配給会社に打診。すると「監督と脚本家を代えればすぐにでもスポンサーを用意して映画は成立させる」との返事だった。
「主演女優は超メジャーですが、監督と脚本家の実績と知名度に難色を示したのです。プロデューサーは『これは作家の意向。監督、脚本家と作品はセットです』と説得したそうですが‥‥」(映画配給関係者)
資金と配給先確保の作業を続けつつ、広末の「出番」を待つことになった。