[伊吹雅也の競馬予想ブログ]伊吹雅也の2億円馬券研究所「ショウナンワダチの差し脚信頼」

今週から2回福島と3回中京が開幕し、ローカルシーズンに突入します。

WIN【3】の巴賞は若い馬を重視したいレース。6歳以上の馬は09年以降〈1 1 2 36〉と安定感を欠いていました。また、傾向からも、芝2000メートル以上のレースに実績がある馬を重視したいところです。

WIN【4】のCBC賞は実績馬が優勢。近年は負担重量の軽い馬がほとんど好走できていません。また、10年以降はJRA、かつ芝1400メートル以上の重賞かオープン特別において、連対経験のない馬が〈0 1 0 35〉。やや長めの距離もこなせるタイプに注目すべきでしょう。

これといった不安要素が見当たらないのはエピセアローム。また、3歳なので見た目の負担重量は軽いかもしれませんが、JRA重賞を2勝しているベルカントも有力だと思います。

WIN【5】のラジオNIKKEI賞は距離適性がポイント。中山芝1800メートルで施行された11年を除くと、JRA、かつ芝1600メートル以下のレースで優勝経験がない馬は08年以降〈0 3 1 30〉と苦戦していました。該当年の優勝馬は東京や中山の芝短距離に実績のあった馬ばかりです。

また、同じく11年を除くと、前走の4角を6番手以内で通過した馬は08年以降〈1 3 0 30〉。このうち、前走の出走頭数が
12頭以上だった馬は〈0 1 0 18〉とさらに低調でした。先行力を生かしたいタイプは評価を下げるべきでしょう。

手広く構えるに越したことはなさそうですが、比較的信頼できそうなのはショウナンワダチ。東京芝で2勝しているものの、ゴール前の直線が短いコースは合っていると思います。無事に出走できれば、ここ2戦が好内容だったラリングクライも楽しみです。

◆プロフィール 伊吹雅也（いぶき・まさや） 「JRAホームページ」「グリーンチャンネル」ほか、さまざまなメディアに活躍の場を広げている新進気鋭の競馬評論家。新刊「本当に儲かる騎手データブック 馬券の勝ち組は騎手を野次らない」（ガイドワークス）が発売中。