[片山良三の競馬予想ブログ]武豊番、片山良三の栗東ナマ情報「先行馬マイネグレヴィルが波乱の目」 ツイート 2014/10/16 凱旋門賞に果敢に挑んだハープスターは、後方待機、大外一気のスタイルも貫いて、及ばずの6着に敗退した。20頭立てという未経験の多頭数戦で、しかも馬群が密集する欧州独特の競馬。上がりが速い展開になったことも不運で、悲願はかなわなかったが、年長のジャスタウェイ、ゴールドシップには先着して3歳牝馬のレベルの高さは示したと言える。 しかし、現実問題として1着賞金が約4億円の凱旋門賞に挑戦しても、6着は賞金なし。G1ホースに支給されていた海外遠征費としての1000万円の補助制度も今年から廃止されており、金銭的にも疲労が残る挑戦となってしまった。ハープスターは、1頭を400人の出資会員で支える競走馬ファンドの馬でもあり、今後の遠征意欲の衰退につながるようなことにならないのかと、よけいなことを心配したくなる。 さて、秋華賞。ハープスターに先着経験があるヌーヴォレコルト、レッドリヴェールの2頭にとっては、鬼のいぬ間にG1の勲章を積み重ねる大チャンス。他の馬にとっても、18頭中8着まで賞金が出る日本の競馬のありがたさが、あらためて実感できるのではないか。 夏競馬で古馬を相手に1000万条件を勝ち上がってきた馬がいる時は、新興勢力として春の実績馬に迫る力があると認めていい。しかし、今年は該当馬なし。 夏場、最もインパクトがある競馬をしたのは、道悪の紫苑Sを勝ったレーヴデトワールで、これは桜花賞でもハープスターからコンマ3秒差の5着という星がある。道悪は決して得意ではないはずで、馬場がいい京都が舞台でも割り引きは不要。実績馬2頭に迫るところまで来ていると思う。 2強の順位づけは、ローズSの完勝を評価してヌーヴォレコルトが上位。前走後はそのまま栗東に滞在して、順調に調整されているのも好感できる。 京都内回り、パンパンの馬場という条件を考えれば、波乱を呼ぶのは先手を取った馬だろう。その候補はマイネグレヴィル。紫苑S3着の内容も、いったん4番手まで下がったあと、ゴール前で差し返しての3着。かわされてからも粘っこいタイプで、買う価値は十分。 他では、春からずっと崩れていないショウナンパンドラ。先行馬の利が生かせそうなハピネスダンサー。 タグ: 武豊番 ,片山良三,栗東ナマ情報,マイネグレヴィル,凱旋門賞,ハープスター,ジャスタウェイ,ゴールドシップ,秋華賞,ヌーヴォレコルト,レッドリヴェール,レーヴデトワール,マイネグレヴィル,ショウナンパンドラ,ハピネスダンサー エリア選択 北海道 青森 岩手 宮城 秋田 山形 福島 茨城 栃木 群馬 埼玉 千葉 東京 神奈川 新潟 富山 石川 福井 山梨 長野 岐阜 静岡 愛知 三重 滋賀 京都 大阪 兵庫 奈良 和歌山 鳥取 島根 岡山 広島 山口 徳島 香川 愛媛 高知 福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島 沖縄 韓国 [香川県] [宮城県] [沖縄県] [石川県] [岡山県] [奈良県] [韓国] [群馬県] [長野県] [栃木県]
凱旋門賞に果敢に挑んだハープスターは、後方待機、大外一気のスタイルも貫いて、及ばずの6着に敗退した。20頭立てという未経験の多頭数戦で、しかも馬群が密集する欧州独特の競馬。上がりが速い展開になったことも不運で、悲願はかなわなかったが、年長のジャスタウェイ、ゴールドシップには先着して3歳牝馬のレベルの高さは示したと言える。
しかし、現実問題として1着賞金が約4億円の凱旋門賞に挑戦しても、6着は賞金なし。G1ホースに支給されていた海外遠征費としての1000万円の補助制度も今年から廃止されており、金銭的にも疲労が残る挑戦となってしまった。ハープスターは、1頭を400人の出資会員で支える競走馬ファンドの馬でもあり、今後の遠征意欲の衰退につながるようなことにならないのかと、よけいなことを心配したくなる。
さて、秋華賞。ハープスターに先着経験があるヌーヴォレコルト、レッドリヴェールの2頭にとっては、鬼のいぬ間にG1の勲章を積み重ねる大チャンス。他の馬にとっても、18頭中8着まで賞金が出る日本の競馬のありがたさが、あらためて実感できるのではないか。
夏競馬で古馬を相手に1000万条件を勝ち上がってきた馬がいる時は、新興勢力として春の実績馬に迫る力があると認めていい。しかし、今年は該当馬なし。
夏場、最もインパクトがある競馬をしたのは、道悪の紫苑Sを勝ったレーヴデトワールで、これは桜花賞でもハープスターからコンマ3秒差の5着という星がある。道悪は決して得意ではないはずで、馬場がいい京都が舞台でも割り引きは不要。実績馬2頭に迫るところまで来ていると思う。
2強の順位づけは、ローズSの完勝を評価してヌーヴォレコルトが上位。前走後はそのまま栗東に滞在して、順調に調整されているのも好感できる。
京都内回り、パンパンの馬場という条件を考えれば、波乱を呼ぶのは先手を取った馬だろう。その候補はマイネグレヴィル。紫苑S3着の内容も、いったん4番手まで下がったあと、ゴール前で差し返しての3着。かわされてからも粘っこいタイプで、買う価値は十分。
他では、春からずっと崩れていないショウナンパンドラ。先行馬の利が生かせそうなハピネスダンサー。