埼玉県の県庁所在地・さいたま市。中でもオフィスから商業施設、娯楽、繁華街まで全て揃っているのが大宮エリアであり、県庁所在地がある浦和より、知名度も繁栄度も上である。
JR各線で都心まで30分と通勤通学に非常に便利なことから、東京のベッドタウンとなっている一方、JR高崎線やJR宇都宮線を使用する栃木県民や群馬県民が多く訪れる。各新幹線の停車駅としても利用者が多い。ただし、電車利用者が多いことで通勤&帰宅ラッシュ時のJR埼京線の乗車率は120%越えもめずらしくない。
最も繁盛している大宮駅周辺は、東と西で住み分けがなされている。駅は「ルミネ」で占められ、西は整備されたオフィス街で、「大宮ソニックシティ」や「そごう」、「マルイ」、「FM NACK5」の公開スタジオが入るファッションビル「アルシェ」などが立ち並ぶ。
東側は「ロフト」や「長崎屋」があるアーケード商店街があったが、再開発に伴い続々と閉店。その奥には老舗ストリップ劇場「SHOW-UP大宮劇場」があったが2005に閉館、2階にあったピンク映画館「大宮オークラ劇場」も2008年に閉館した。そして居酒屋やスナック、パブ、クラブなどが集まる「南銀座通り」通称「ナンギン」はかつて大宮最大の繁華街と言われていたが、現在は縮小傾向に。地元の若者で賑わっていた老舗映画館やボウリング場も閉館した。
そんな南銀の北端にある「北銀座通り」はソープランドを中心とした風俗のメッカで、多くの店舗型風俗店が立ち並ぶ。通りの入口付近に専門学校があることから、学生から見えないように狭い路地に入口を作っている店舗もある。