JR東日本の在来線各線、東海道新幹線、京浜急行電鉄が乗り入れる一大ターミナル駅として人の往来を支えている街、品川。
駅周辺は大企業のオフィスや、品川プリンスホテルをはじめとするシティホテルが目立ち、サラリーマンの街かと見えるが、高輪・御殿山などの高級住宅街や、ヤングエグゼクティブ夫婦が住まう高層タワーマンションが立ち並ぶなど、ファミリーな一面も。
休日になれば中世ヨーロッパの町並みを再現した高輪プリンセスガルデンや、刺激的なアート作品を展示する原美術館、そして品川プリンスホテル内に併設された複合型映画館・品川プリンスシネマなどに、観光客が押し寄せる。中でも家族連れやカップルで賑わうのが、水族館やアトラクションを備えたエプソン品川アクアスタジアムだ。品川駅から徒歩2分で非日常を感じることができる、今までにない屋内複合型エンターテイメント施設となっている。
一方、少し駅を離れると、レトロな風情漂う食堂や古い木造家屋もある。新しいビルばかりで再開発された印象しかないと思うなかれ、ビルの影に残る昭和な風景も、品川の魅力だ。
さらに歴史を江戸時代に遡れば、東海道・江戸口の一番目の宿場町として、そして江戸の港町として栄えており、「品川宿」として多くの女郎と、彼女たちを求める男たちで賑わっていた。現在もデリヘルやエステなど、バラエティに富んだ多くの風俗がある品川は、男女の逢瀬においても歴史深き街なのだ。