東北地方への北の玄関口と言われる上野の特徴は、1日で遊びきれないほど名所があることだ。
まず、「上野恩賜公園」。木々に囲まれた不忍池は、散策やボートを浮かべてゆったり過ごすのに最適な場所だ。そこから北に位置する忍ヶ岡は、日本さくら名所100選にも選定された桜の名所として、毎年花見客でごった返す。パンダを見に多くの客が訪れる「上野動物園」も、こちらの公園内に。また、「東京芸術大学」や、「上野の森美術館」、「東京都美術館」、「国立西洋美術館」など、芸術施設が集合し、話題の展示で人を呼んでいる。
公園の反対側は対照的な雰囲気の商業スポットだ。常に喧騒が飛び交い活気溢れる「アメヤ横丁」は、新鮮魚介からアメカジ系アパレル店、昼間から飲める大衆居酒屋、多国籍飲食店などがあり、何も買わずとも歩くだけで楽しめる。
「アメ横」を抜け御徒町に出ると、貴金属問屋がズラリと並ぶ。デパートでは買えないジュエリーが格安で手に入ることから、婚約指輪や結婚指輪を求めるカップルの姿もちらほら。昭和通りには日用雑貨から食品まで幅広く揃う「多慶屋」があり、周辺住民だけでなく、わざわざ遠方から足を運ぶ客もいる。
夜はキャバクラやガールズバーが多く、仕事帰りのサラリーマンで賑わいを見せている。風俗は老舗ソープランドやファッションヘルス、さらにホテヘルも充実。御徒町も負けじと、ピンサロやソープ、ヘルスの激安店が多くあり、何度訪れても飽きのこない街になっている。