[伊吹雅也の競馬予想ブログ]伊吹雅也の2億円馬券研究所「ディープ産駒シンハライトに注目」

今週末4月10日は重賞こそ桜花賞だけですが、オープン特別3鞍がＷＩＮ５対象レースとなっています。

ＷＩＮ２の大阪─ハンブルクＣは波乱の多い一戦。ただ、傾向からもわかるとおり、10年以降の優勝馬はいずれも前年以降に格の高いレースを使っていた馬です。なお、前年か同年、かつ中央場所のＧⅠかＧⅡにおいて３着以内となった実績馬を除くと、馬番が10〜18番だった馬は10年以降〈0 0 0 25〉と苦戦していました。

ＷＩＮ３の福島民報杯は脚質がカギ。前走の4角を3番手以内で通過した馬は10年以降〈0 0 0 20〉なので気をつけましょう。一方、条件をクリアしていた馬は非常に堅実。メンバーしだいでは大胆にしぼり込んでいいと思います。

ＷＩＮ４の春雷Ｓも案外しぼり込みやすいレース。

12年以降の好走馬は、前年以降に芝12000メートルの重賞で善戦していた馬ばかりです。

ＷＩＮ⑤の桜花賞は臨戦過程がポイント。前走がチューリップ賞以外のレース、かつその前走で2着以下に敗れていた馬は11年以降〈0 0 0 48〉と好走例すらありません。また、東京か京都か阪神、かつ芝の重賞かオープン特別で連対経験がない馬も11年以降〈0 0 0 40〉。中山を除く中央場所のレースに実績がある馬を重視すべきでしょう。

戦績に不安要素がないのはウインファビラス、ジュエラー、シンハライト、デンコウアンジュ、メジャーエンブレムあたりです。

注目はシンハライト。前走も好内容でしたし、11年以降〈4 3 1 8〉と安定しているディープインパクト産駒という点も強調できます。予算しだいですが、ジュエラー、メジャーエンブレムも押さえておくに越したことはありません。

◆プロフィール 伊吹雅也（いぶき・まさや）「ＪＲＡホームページ」「グリーンチャンネル」ほか、さまざまなメディアに活躍の場を広げている新進気鋭の競馬評論家。新刊｢ウルトラ回収率2016─2017｣（ガイドワークス）が好評発売中。