[伊吹雅也の競馬予想ブログ]伊吹雅也の2億円馬券研究所「Ｍエンブレムに不案材料ナシ!」

5月1日のＷＩＮ５は天皇賞・春。11年以降は実績馬が強く、ＪＲＡ、かつ天皇賞・春以外のＧⅠで3着以内となった経験がない馬は〈0 1 2 51〉と苦戦していました。

また、高齢馬や前走が格の高くないレースだった馬も評価を下げるべきだと思います。

特別登録を行った馬のうち、これらの条件を全てクリアしているのはキタサンブラック、ゴールドアクター、サウンズオブアース、トーホウジャッカルの4頭だけ。主要な前哨戦を勝ち切った馬はそれなりに堅実なので、やはりキタサンブラックやゴールドアクターを重視すべきでしょう。

5月8日はＷＩＮ３の新潟大賞典がポイント。12年以降は単勝1〜2番人気の馬が〈0 1 1 6〉と苦戦しているものの、基本的には年明けの重賞で健闘している馬が強いレースです。今年もこの条件をクリアしている馬はあまり多くないはず。案外、しぼり込みやすいのではないかと思います。

ＷＩＮ５のＮＨＫマイルＣは、東京向きに見える馬が信頼できない一戦。中山か阪神の重賞において4着以内となった経験がない馬は10年以降〈0 1 2 44〉なので気をつけましょう。

なお、前走の馬体重が460キロ未満だった馬は10年以降〈0 1 0 32〉。また、前走が皐月賞だった馬を除くと、前走の単勝人気順が5番人気以下だった馬も10年以降〈0 0 2 43〉と人気を裏切りがちでした。

不安材料が見当たらないのは、アーバンキッド、ダンツプリウス、メジャーエンブレムくらい。前走の敗戦を受けて思い切った作戦を選択できそうなメジャーエンブレムは特に楽しみです。

◆プロフィール 伊吹雅也（いぶき・まさや）「ＪＲＡホームページ」「グリーンチャンネル」ほか、さまざまなメディアに活躍の場を広げている新進気鋭の競馬評論家。新刊｢ウルトラ回収率2016─2017｣（ガイドワークス）が好評発売中。