[伊吹雅也の競馬予想ブログ]伊吹雅也の2億円馬券研究所「ベルカントがアイビスSD連覇」

今週から2回新潟、2回小倉、1回札幌が一斉にスタート。また、ＷＩＮ５は「ＳＵＭＭＥＲ ＷＩＮ５」と銘打たれ、対象レースの設定ルールが変わります。9月4日までは各場のメインレースがＷＩＮ１〜３、小倉12RがＷＩＮ４、新潟12RがＷＩＮ５です。

ポイントは、やはりＷＩＮ４〜５でしょう。

これまでのＷＩＮ５対象レースは全て特別でしたが、現在のところ予定されている新潟、ならびに小倉の12Rの大半が平場。買い目作りにおいて重要な意味を持つ終盤が下級条件戦。すなわち、なじみの薄い馬たちによるレースとなるわけで、その分、ＷＩＮ１〜３を可能なかぎりしぼるべきかもしれません。

ＷＩＮ１のクイーンＳは実績馬が強い一戦。10年以降の優勝馬はＧⅠで5着以内となった経験がある馬ばかりです。また、同じく10年以降は、ＪＲＡ、かつ芝1600メートル以下の重賞で5着以内となった経験のない馬が〈0 2 3 36〉、13着以内となった経験のない馬が〈0 1 0 25〉。マイル以下のレースが合いそうな馬を重視すべきでしょう。

早くから出走を予定していた馬のうち、これらの条件をキレイにクリアしているのは、昨年の1〜2着馬であるメイショウスザンナとレッドリヴェールくらい。あとは芝1600メートルのオープン特別で優勝経験があるチェッキーノも同等に評価していいと思います。

ＷＩＮ３のアイビスSDは、傾向からもわかるとおり、前走内容を素直に評価したい一戦。また、馬齢が6歳以上の馬は12年以降〈1 0 1 33〉、馬体重が470キロ未満の馬も12年以降〈0 0 0 17〉と、それぞれ信頼できません。

注目はベルカント。臨戦過程やメンバー構成を考えると、昨年よりもさらに買いやすくなった印象です。

◆プロフィール 伊吹雅也（いぶき・まさや）「ＪＲＡホームページ」「グリーンチャンネル」ほか、さまざまなメディアに活躍の場を広げている新進気鋭の競馬評論家。新刊｢ウルトラ回収率2016─2017｣（ガイドワークス）が好評発売中。