[片山良三の競馬予想ブログ]武豊番、片山良三の栗東ナマ情報「ベストウォーリアで冒険する」

[片山良三の競馬予想ブログ]武豊番、片山良三の栗東ナマ情報「ベストウォーリアで冒険する」

2017/02/16

[片山良三の競馬予想ブログ]武豊番、片山良三の栗東ナマ情報「ベストウォーリアで冒険する」

今年初のGⅠレースが、いきなりの超難解。どういうわけか、ダート路線は長期的に好素材が次から次に出てくる活況ぶりだが、その中でもマイルのカテゴリーは混戦の度合いを極めている。

ハイレベルの前哨戦、根岸Sをあまりにも鮮やかに勝ったカフジテイクが1番人気になるのだろうか。しかし、勝った福永騎手が「こんな競馬(直線一気)ばっかりやってたら、脚元に負担がかかってしまう」と不安を口にしていたように、今回も自分の型を貫けるのかどうか。その福永騎手が肘の負傷で乗り替わりとなるわけで、戦法にブレが出た時にどうなるのか、人気馬にしてはリスクも多いような気がしてならない。鋭さは全面的に認めても、◎は打ちにくい。

3歳から4歳にかけての活躍は相当な奥の深さを感じさせたノンコノユメも、その脚質ゆえの勝ち切れなさを続けているうちに、ここ2戦は切れ味さえも鈍って見えてきた。こうなったら、いかにルメールでも買いにくい。好きな馬だったが評価を下げる。

ベストウォーリアは、根岸Sでカフジテイクに完敗。この馬も勝ち切れない競馬が続くが、その内容は決して悪くない。前走もほぼ勝ったかの体勢から勝ち馬にすごい脚を使われただけだ。3連単の頭で買うのは勇気がいるが、意外なほどの好配当が望める可能性があり、冒険する価値はある。道中はもちろん、ゴール寸前まで細かいワザを駆使してくる鞍上・戸崎にも期待だ。◎はこれ。

サウンドトゥルーは、川崎記念での不完全燃焼に怒って、急きょの参戦。末脚は確実だが、芝からのスタートで想像以上に後方に置かれてしまう可能性が怖い。カフジテイクと一緒に展開ドハマリというケースもあるだろうが。

武豊騎手はコパノリッキーとコンビ再編。相変わらず、強い時は強いというキャラで、狙いにくいことこの上ないが、このぐらいの人気なら、すんなりハナへ行かせてもらえる可能性もある。

最も不気味なのは、これが初ダートのデニムアンドルビー。芝で桁違いに切れていたのは3歳時の話。前走でも厩舎からは「絶好調!」という話が聞こえてきていたわけで、復活にかける情熱が気になってしかたがない。ダートのイメージは湧かないが、万馬券必至なら小銭で押さえる。