[片山良三の競馬予想ブログ]武豊番、片山良三の栗東ナマ情報「サンカルロから高配当を狙う」 ツイート 2014/02/27 あと1カ月もすれば花見の便りも届こうかという時期だが、今年は東京競馬が2週連続で降雪による中止を余儀なくされるという異常事態。雪が降らないはずの太平洋側に集中して雪が吹き込んでくるというのは、気象予報士も習っていないことだそうだ。 競馬場の除雪も大変な労力が必要だが、それ以上に大変なのが馬の輸送。2月17日の春菜賞を勝ったヤマノフェアリーは、栗東から東京競馬場まで17時間を要し(通常は7時間)、到着したのが競馬当日の午前3時。10キロの馬体減が疲労を感じさせたわけだが、それでも勝つのだから馬が偉い。この日、レース前にこうした輸送情報はファンに提供されていなかったわけだが、「知っていたら、外して買っていただろうね」と言う人がほとんど。そういう意味では知らなくてよかったということになるわけだが、非常時の情報公開というのは今後の課題として残されたと考えるべきだろう。 雪害に悩まされた関東地方と比較すると、栗東方面が比較的平穏な冬。桜も普通に咲いてくれそうな気配だ。 さて阪急杯。東京新聞杯の出馬表に1度は確定メンバーとしてあがったダノンシャークが、2度の東京への輸送を嫌って回避、こちらに目標を変更してきた。1ハロンの距離短縮がどうかだが、マイルのGIで連続3着と崩れなかった実力を侮るわけにはいかない。ゴール前で少しだけ甘くなる面が、むしろ軽減される可能性だってあるだろう。 コパノリチャードの出方も注目される。逃げ一手から脱却を図ろうとした前走が、まったく味の出ない10着。それを思うと今回は本来の逃げか。そうして緩みのないペースを作ってくれないと、差し馬勢が困るという意味がある。 サンカルロは、阪神の芝1400メートルがベストの条件。明け8歳を迎えて切れ味が鈍っている懸念はあるにしても、前走だって不向きな展開に泣きながら差のない4着まで来ていた。人気は低落傾向にあるだけに、馬券的にはむしろ旬。頭から狙って高配当を取りに行ってみたい。 グランプリボスの評価は非常に難しい。このところチグハグな内容が続いているだけに手を出しにくいが、能力が落ちたとは思えないだけに無視は危険。内田騎手が1200メートルで届かない競馬を続けながら、「こうやっているうちにいつかハマるんだよね」と、つぶやいていたのが忘れられない。 タグ: グランプリボス,コパノリチャード,サンカルロ,ダノンシャーク,片山良三,競馬,週刊アサヒ芸能 2014年 3/6号,阪急杯 エリア選択 北海道 青森 岩手 宮城 秋田 山形 福島 茨城 栃木 群馬 埼玉 千葉 東京 神奈川 新潟 富山 石川 福井 山梨 長野 岐阜 静岡 愛知 三重 滋賀 京都 大阪 兵庫 奈良 和歌山 鳥取 島根 岡山 広島 山口 徳島 香川 愛媛 高知 福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島 沖縄 韓国 [東京都] [東京都] [茨城県] [愛媛県] [北海道] [鹿児島県] [青森県] [愛知県] [山形県] [新潟県]
あと1カ月もすれば花見の便りも届こうかという時期だが、今年は東京競馬が2週連続で降雪による中止を余儀なくされるという異常事態。雪が降らないはずの太平洋側に集中して雪が吹き込んでくるというのは、気象予報士も習っていないことだそうだ。
競馬場の除雪も大変な労力が必要だが、それ以上に大変なのが馬の輸送。2月17日の春菜賞を勝ったヤマノフェアリーは、栗東から東京競馬場まで17時間を要し(通常は7時間)、到着したのが競馬当日の午前3時。10キロの馬体減が疲労を感じさせたわけだが、それでも勝つのだから馬が偉い。この日、レース前にこうした輸送情報はファンに提供されていなかったわけだが、「知っていたら、外して買っていただろうね」と言う人がほとんど。そういう意味では知らなくてよかったということになるわけだが、非常時の情報公開というのは今後の課題として残されたと考えるべきだろう。
雪害に悩まされた関東地方と比較すると、栗東方面が比較的平穏な冬。桜も普通に咲いてくれそうな気配だ。
さて阪急杯。東京新聞杯の出馬表に1度は確定メンバーとしてあがったダノンシャークが、2度の東京への輸送を嫌って回避、こちらに目標を変更してきた。1ハロンの距離短縮がどうかだが、マイルのGIで連続3着と崩れなかった実力を侮るわけにはいかない。ゴール前で少しだけ甘くなる面が、むしろ軽減される可能性だってあるだろう。
コパノリチャードの出方も注目される。逃げ一手から脱却を図ろうとした前走が、まったく味の出ない10着。それを思うと今回は本来の逃げか。そうして緩みのないペースを作ってくれないと、差し馬勢が困るという意味がある。
サンカルロは、阪神の芝1400メートルがベストの条件。明け8歳を迎えて切れ味が鈍っている懸念はあるにしても、前走だって不向きな展開に泣きながら差のない4着まで来ていた。人気は低落傾向にあるだけに、馬券的にはむしろ旬。頭から狙って高配当を取りに行ってみたい。
グランプリボスの評価は非常に難しい。このところチグハグな内容が続いているだけに手を出しにくいが、能力が落ちたとは思えないだけに無視は危険。内田騎手が1200メートルで届かない競馬を続けながら、「こうやっているうちにいつかハマるんだよね」と、つぶやいていたのが忘れられない。