[片山良三の競馬予想ブログ]武豊番、片山良三の栗東ナマ情報「文句なしでルージュバック◎」 ツイート 2015/04/09 牝馬クラシック戦線は、個々の才能の高さ比べと割り切って考えることにしている。例年、桜花賞で強さを見せつけた勢力は、距離が一気に延びるオークス、ひと夏を越す秋華賞でもそのまま幅を利かすケースがほとんどで、その間の成長力はさほど求められない。 近い例で言えばハープスター。あの馬のベストは恐らくマイル前後の距離なのだが、才能があまりにも違いすぎたので3歳牝馬同士ならどんな条件でも天才ぶりを発揮できた。古馬になってからはそういうわけにもいかず、今は迷路に入り込んだ状態に陥ったというわけ。古馬の成長力はそれほどすごいものがあり、どれほど突き抜けた天才少女であっても、叩き上げの牡馬にいつかは追いつかれてしまうものなのだ。これが牡馬のクラシックともなると‥‥、という話は来週、皐月賞の時に書かせてもらうつもりだ。 今年、無敗で桜花賞を迎えるのは3頭。キャットコインは、ゼンノロブロイの近親らしく接戦をモノにする勝負強さがある。クイーンズリングは、スタートに難はあるものの、大外から馬群を飲み込む破壊力が武器。もちろん、どちらも相当な才能の高さだ。 しかし、ルージュバックの3連勝のインパクトの強さにはかなわない。特に、2戦目、2歳11月の百日草特別の勝ちっぷりは鳥肌モノ。のちに京成杯を勝つベルーフ、毎日杯を勝つミュゼエイリアンなど、並みいる牡馬を相手にノーステッキで大外から一気に伸びて2馬身半差の楽勝。3戦目のきさらぎ賞は、もっと楽な手応えだったようにも見え、その時点で牝馬ながらに「ダービー候補」の呼び声がかかったほどだ。 母ジンジャーパンチは、ブリーダーズカップ・ディスタフなど、米国でG1レースを5勝して最優秀古牝馬に輝いた名牝。走られてみれば、そりゃそうだよなぁとうならざるをえない、まさに天才なのだ。 というわけで、文句なしでルージュバックに◎。初のマイルがどうかとか、阪神は初めてだとか、2カ月ぶりがどうかとか、チャチャを入れようと思えば可能なのだろうが、何しろ「牝馬のクラシックは才能がモノを言う」のだから、ブレる必要がない。 叩き上げタイプのココロノアイは、チューリップ賞後は栗東での調整を行いさらにパワーアップ。2着争いの筆頭に指名。 以下は接戦。レッツゴードンキ、アンドリエッテ、キャットコイン、クイーンズリング、クルミナル、ペルフィカあたりまで連対のチャンスがあるが、中ではアンドリエッテに妙味を感じている。 タグ: 片山良三,栗東ナマ情報,競馬,予想,ブログ,コラム,2015,桜花賞,ルージュバック,オークス,ハープスター,皐月賞,キャットコイン,ゼンノロブロイ,クイーンズリング,京成杯,ベルーフ,毎日杯,ミュゼエイリアン,ジンジャーパンチ,ココロノアイ,レッツゴードンキ,アンドリエッテ,キャットコイン,クルミナル,ペルフィカ エリア選択 北海道 青森 岩手 宮城 秋田 山形 福島 茨城 栃木 群馬 埼玉 千葉 東京 神奈川 新潟 富山 石川 福井 山梨 長野 岐阜 静岡 愛知 三重 滋賀 京都 大阪 兵庫 奈良 和歌山 鳥取 島根 岡山 広島 山口 徳島 香川 愛媛 高知 福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島 沖縄 韓国 [沖縄県] [茨城県] [石川県] [三重県] [北海道] [徳島県] [三重県] [静岡県] [静岡県] [新潟県]
牝馬クラシック戦線は、個々の才能の高さ比べと割り切って考えることにしている。例年、桜花賞で強さを見せつけた勢力は、距離が一気に延びるオークス、ひと夏を越す秋華賞でもそのまま幅を利かすケースがほとんどで、その間の成長力はさほど求められない。
近い例で言えばハープスター。あの馬のベストは恐らくマイル前後の距離なのだが、才能があまりにも違いすぎたので3歳牝馬同士ならどんな条件でも天才ぶりを発揮できた。古馬になってからはそういうわけにもいかず、今は迷路に入り込んだ状態に陥ったというわけ。古馬の成長力はそれほどすごいものがあり、どれほど突き抜けた天才少女であっても、叩き上げの牡馬にいつかは追いつかれてしまうものなのだ。これが牡馬のクラシックともなると‥‥、という話は来週、皐月賞の時に書かせてもらうつもりだ。
今年、無敗で桜花賞を迎えるのは3頭。キャットコインは、ゼンノロブロイの近親らしく接戦をモノにする勝負強さがある。クイーンズリングは、スタートに難はあるものの、大外から馬群を飲み込む破壊力が武器。もちろん、どちらも相当な才能の高さだ。
しかし、ルージュバックの3連勝のインパクトの強さにはかなわない。特に、2戦目、2歳11月の百日草特別の勝ちっぷりは鳥肌モノ。のちに京成杯を勝つベルーフ、毎日杯を勝つミュゼエイリアンなど、並みいる牡馬を相手にノーステッキで大外から一気に伸びて2馬身半差の楽勝。3戦目のきさらぎ賞は、もっと楽な手応えだったようにも見え、その時点で牝馬ながらに「ダービー候補」の呼び声がかかったほどだ。
母ジンジャーパンチは、ブリーダーズカップ・ディスタフなど、米国でG1レースを5勝して最優秀古牝馬に輝いた名牝。走られてみれば、そりゃそうだよなぁとうならざるをえない、まさに天才なのだ。
というわけで、文句なしでルージュバックに◎。初のマイルがどうかとか、阪神は初めてだとか、2カ月ぶりがどうかとか、チャチャを入れようと思えば可能なのだろうが、何しろ「牝馬のクラシックは才能がモノを言う」のだから、ブレる必要がない。
叩き上げタイプのココロノアイは、チューリップ賞後は栗東での調整を行いさらにパワーアップ。2着争いの筆頭に指名。
以下は接戦。レッツゴードンキ、アンドリエッテ、キャットコイン、クイーンズリング、クルミナル、ペルフィカあたりまで連対のチャンスがあるが、中ではアンドリエッテに妙味を感じている。