[伊吹雅也の競馬予想ブログ]伊吹雅也の2億円馬券研究所「左回りのG1好走実績が重要!」

今週末より3回東京と3回阪神がスタート。この開催からは3歳馬が古馬のレースに出走可能となるほか、4歳馬の一部がクラス再編成によって降級します。当然ながら、この時期はこれらの馬をどう扱うかが最大のポイントです。

6月7日のWIN5対象レースでも、多くの3歳馬や4歳馬が人気を集めるでしょう。もちろん、そのあおりを受けて過小評価される分、5歳以上の実績馬も無視していいわけではありません。思い切ってしぼり込めそうな人気馬や、波乱の立て役者となりそうな伏兵を効率的にピックアップしたいところです。

WIN(5)の安田記念は実績や左回りのコースに対する適性を重視したい一戦。近年は左回り、かつ牝馬限定を除くG1で好走してきた馬が上位馬の大半を占めています。なお、特別登録を行った馬のうち、条件をクリアしているのはカレンブラックヒル、クラレント、ダノンシャーク、ミッキーアイル、リアルインパクトの5頭だけでした。

同じく11年以降のレース傾向を見ると、JRAのレースに490キロ以上の馬体重で出走した経験がない馬は〈0 0 1 25〉。大型馬が優勢です。また、前走がJRAのレース、かつ前走の4角を6番手以内で通過した馬も〈0 0 2 30〉。先行馬は信頼できません。

注目はクラレント、ダノンシャーク、リアルインパクトの3頭。それぞれ馬格や脚質に一抹の不安はあるものの、若い馬や前哨戦で好走した馬が人気を集めそうですし、配当的な妙味を考えれば狙う価値は十分にあると思います。いずれにしろこのレースは手広く構えたほうがよさそう。「WIN5がダメでも他の式別で儲ければいい」と割り切り、WIN(1)～(4)はギリギリまでしぼるつもりです。

◆プロフィール 伊吹雅也（いぶき・まさや）「JRAホームページ」「グリーンチャンネル」ほか、さまざまなメディアに活躍の場を広げている新進気鋭の競馬評論家。新刊｢ウルトラ回収率2015－2016｣（ガイドワークス）が好評発売中。