[亀谷敬正の競馬予想ブログ]亀谷敬正の一攫千金穴馬ドリル「リオンディーズのV確率が最も高い」 ツイート 2016/04/14 今や、日本の競馬は「父サンデーサイレンス系」対「母父サンデー系」の対決になるレースも多々見られます。 そして、今週末に行われる皐月賞は「母父サンデー系」のほうが優勢のレース。昨年の勝ち馬ドゥラメンテも母父サンデーでしたが、特に高速馬場になると母父サンデーの馬が走りやすくなります。実際、レコードの高速決着となった13年も1〜3着を「母父サンデー」が独占しました。 高速馬場になると「母父サンデー」が走りやすいのは、皐月賞に出走してくるような母父サンデー系の馬は、たいてい父親は「非サンデー系ながらマイル戦を高速決着で勝利した馬」だから。 昨年の勝ち馬ドゥラメンテの父キングカメハメハは、マイルGⅠを高速タイムで勝った馬。13年の勝ち馬、ローエングリンもマイラーズカップを当時のレコードタイムで優勝した馬。 父がサンデー系の馬で当レースを走る馬も、1200メートルGⅠ勝ち馬を出していたり、母父がスプリンター血統の馬が目立ちます。 例えば、一昨年の勝ち馬イスラボニータの父は芝12000メートルGⅠ勝ち馬を複数出したフジキセキ。母系もアメリカの短距離血統でした。 今年の皐月賞は「母父サンデー系」のリオンディーズが勝つ確率が最も高いのではないでしょうか。前述したように、母父サンデーが優勢なことに加え、父は昨年の勝ち馬と同じキングカメハメハ。何より「マイルGⅠでも通用するスピード」が要求されるレースですから、実際にマイルGⅠをすでに勝っているのは心強い実績でしょう。 また、リオンディーズは前走が2000メートル重賞初挑戦。「今回が2000メートル2戦目」になるのですが、このローテーションは大幅な上積みが見込めます。 なぜなら、マイルを中心に使われていた若駒がいきなり2000メートルに出走するのは、制御も難しいですし、非常に走りづらいのです。 ちなみに、過去5年の当レースで唯一5人気以下の人気薄で馬券になったのは、14年に8人気ながら3着に走ったウインフルブルームのみ。同馬も前走が初の2000メートル戦で皐月賞が2000メートル挑戦2戦目。このパターンは昔から皐月賞で穴を出しています(だからこそ、当時の本誌でも前日予想でも本命にしたのですが‥‥)。 なお、エアスピネルも母父サンデーで2000メートル2戦目。超高速馬場で内枠を引けば積極策で連対も期待できますが、この馬も4人気でしょうから、馬券妙味はイマイチでしょうか。 ◆プロフィール 亀谷敬正(かめたに・たかまさ)テレビ、専門誌などでカリスマ的人気の若手血統馬券師。HPはhttp://www.k-beam.com 推奨レース、期待値の高いデータ満載の出走表も配信中。近著「重賞ビーム2015」(KADOKAWA/エンターブレイン)が好評発売中。 タグ: 亀谷敬正,一攫千金穴馬ドリル,競馬,予想,ブログ,コラム,2016 エリア選択 北海道 青森 岩手 宮城 秋田 山形 福島 茨城 栃木 群馬 埼玉 千葉 東京 神奈川 新潟 富山 石川 福井 山梨 長野 岐阜 静岡 愛知 三重 滋賀 京都 大阪 兵庫 奈良 和歌山 鳥取 島根 岡山 広島 山口 徳島 香川 愛媛 高知 福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島 沖縄 韓国 [三重県] [静岡県] [熊本県] [北海道] [宮城県] [山梨県] [三重県] [東京都] [岐阜県] [高知県]
今や、日本の競馬は「父サンデーサイレンス系」対「母父サンデー系」の対決になるレースも多々見られます。
そして、今週末に行われる皐月賞は「母父サンデー系」のほうが優勢のレース。昨年の勝ち馬ドゥラメンテも母父サンデーでしたが、特に高速馬場になると母父サンデーの馬が走りやすくなります。実際、レコードの高速決着となった13年も1〜3着を「母父サンデー」が独占しました。
高速馬場になると「母父サンデー」が走りやすいのは、皐月賞に出走してくるような母父サンデー系の馬は、たいてい父親は「非サンデー系ながらマイル戦を高速決着で勝利した馬」だから。
昨年の勝ち馬ドゥラメンテの父キングカメハメハは、マイルGⅠを高速タイムで勝った馬。13年の勝ち馬、ローエングリンもマイラーズカップを当時のレコードタイムで優勝した馬。
父がサンデー系の馬で当レースを走る馬も、1200メートルGⅠ勝ち馬を出していたり、母父がスプリンター血統の馬が目立ちます。
例えば、一昨年の勝ち馬イスラボニータの父は芝12000メートルGⅠ勝ち馬を複数出したフジキセキ。母系もアメリカの短距離血統でした。
今年の皐月賞は「母父サンデー系」のリオンディーズが勝つ確率が最も高いのではないでしょうか。前述したように、母父サンデーが優勢なことに加え、父は昨年の勝ち馬と同じキングカメハメハ。何より「マイルGⅠでも通用するスピード」が要求されるレースですから、実際にマイルGⅠをすでに勝っているのは心強い実績でしょう。
また、リオンディーズは前走が2000メートル重賞初挑戦。「今回が2000メートル2戦目」になるのですが、このローテーションは大幅な上積みが見込めます。
なぜなら、マイルを中心に使われていた若駒がいきなり2000メートルに出走するのは、制御も難しいですし、非常に走りづらいのです。
ちなみに、過去5年の当レースで唯一5人気以下の人気薄で馬券になったのは、14年に8人気ながら3着に走ったウインフルブルームのみ。同馬も前走が初の2000メートル戦で皐月賞が2000メートル挑戦2戦目。このパターンは昔から皐月賞で穴を出しています(だからこそ、当時の本誌でも前日予想でも本命にしたのですが‥‥)。
なお、エアスピネルも母父サンデーで2000メートル2戦目。超高速馬場で内枠を引けば積極策で連対も期待できますが、この馬も4人気でしょうから、馬券妙味はイマイチでしょうか。
◆プロフィール 亀谷敬正(かめたに・たかまさ)テレビ、専門誌などでカリスマ的人気の若手血統馬券師。HPはhttp://www.k-beam.com 推奨レース、期待値の高いデータ満載の出走表も配信中。近著「重賞ビーム2015」(KADOKAWA/エンターブレイン)が好評発売中。