[伊吹雅也の競馬予想ブログ]伊吹雅也の6億円馬券研究所「近年は6歳以上馬の連対ナシ!」

今週末は、ＧⅠの天皇賞・秋だけでなく、オープン特別の2鞍もおもしろいレースになりそうです。

ＷＩＮ３のルミエールADは、昨年から施行されるようになったばかり。昨年は6〜8枠の馬が上位を占めました。また、15年以降の新潟芝・直1000メートルは、それ以前よりも外枠有利の傾向が顕著。セオリーどおり、内寄りの枠に入った馬は評価を下げましょう。なお、16年の1〜2着馬は、いずれも前走の4角を1番手で通過した馬。先行力の高さもポイントだと思います。

ＷＩＮ４のカシオペアSは、実績馬を素直に重視したい一戦。前年か同年、かつJRAの重賞において4着以内となった経験がない馬は14年以降〈0 0 0 19〉と上位争いに食い込めていません。また、馬齢が5歳以下、かつ前走の4角を6番手以下で通過した馬は14年以降〈2 3 2 8〉となかなか堅実。若くて実績のある差し馬がいたら、大胆にしぼり込んでよさそうです。

ＷＩＮ５の天皇賞・秋も実績馬が強いレース。前年か同年、かつJRAのＧⅠにおいて連対経験がない馬は12年以降〈2 1 0 50〉と苦戦しています。なお、連対馬3頭のうち1頭は同年に香港のＧⅠで連対を果たしていた馬ですし、残る2頭は同年の毎日王冠で3着以内に好走していました。

また、同じく12年以降の傾向を見ると、6歳以上の馬は12年以降〈0 0 1 33〉と連対例なし。さらに、前走の4角を2番手以内で通過した馬も優勝ゼロ、2着が1回だけですから、過信禁物と見るべきでしょう。

これらの条件をクリアしているのはグレーターロンドン、サトノクラウン、マカヒキ、リアルスティール、レインボーライン。休養明け２戦目で上積みがありそうなマカヒキ、前走が好内容だったリアルスティールは特に楽しみです。

◆プロフィール 伊吹雅也（いぶき・まさや）「JRAホームページ」「グリーンチャンネル」ほか、さまざまなメディアに活躍の場を広げている新進気鋭の競馬評論家。新刊｢コース別本当に儲かる血統大全2017-2018｣（ガイドワークス）が好評発売中。